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Vol.96
2026年6月15日
「まんが なすびのギモン 除去土壌のこれまでとこれから編」の改訂版を2026年4月に発行しました。このシリーズは、福島環境・未来アンバサダーのなすびさんを主人公に、環境再生に関するさまざまなギモンを、まんがでやさしく解説する冊子です。
5作目の本作では、除染によって発生した大量の土が今どこで管理されていて、これからどのように扱われていくのかについて、なすびさんが現地を訪れて紹介しています。改訂版では、復興に向けて、除去土壌のうち放射能濃度が基準値以下の土を資源として活用する復興再生利用の取組について紹介を加えました。また、なすびさん本人がナレーションをした動画編も公開しています。本作に寄せた、なすびさんのメッセージをお届けします。
「まんが なすびのギモン」シリーズならではの良さを、どのように感じていらっしゃいますか。
テレビ番組「なすびのギモン」とは違う視点で、皆さんが疑問に思っていることを、より掘り下げて伝えられる点や、冊子として手に取ることができる点が良いと思います。毎回、身近な疑問から考えることで、少しずつ理解を深められるストーリーになっているのも、このシリーズの魅力だと感じます。まんがという表現のおかげで、子どもたちにも学びやすく、幅広い年代の方に読んでただけていると伺い、とてもありがたく感じています。
環境省のイベント出展ブースで配布
身近に感じてもらえるストーリーになっています
動画編ではナレーションも担当されましたが、動画という表現を通して、どのようなことを期待されますか。
日常的に動画で情報収集するのが当たり前になった中で、より身近なコンテンツとして、多くの方が動画をご覧になり、身近な問題として考えるきっかけになることを期待しています。
この動画は、全国の方に知っていただきたい「除去土壌のこれまでとこれから」がテーマです。私自身も、パネルディスカッションなどを通して、除染で出た土の最終処分や再生利用について皆さんと一緒に考えてきました。除染などにより復興が進められていく過程で、中間貯蔵施設がどのような目的で整備され、保管されている土が今後どうなっていくのか、全国の皆さんが「自分事」として考えるきっかけになってくれたらと願っています。
各地で開催された「福島、その先の環境へ。」 対話フォーラム
(2021~2023年)
最終処分・復興再生利用に関するパネルディスカッション
(2025年8月)
本作では、飯舘村長泥地区の地元の方々との交流が描かれています。印象に残っているエピソードや感じたことを教えてください。
実証事業が行われている長泥地区には、テレビの撮影も含めて、これまで何度も足を運んできました。地元の方から「苦渋の決断だったが、少しでも長泥地区の復興が前に進むなら」と、実証事業を受け入れた思いを直接聞かせていただき、故郷を思う気持ちの強さを感じました。また、そこで花や野菜を育てられる喜びを実感されている姿がとても印象に残っています。畑だけでなく、田んぼが再開された際には、稲刈りにも参加させて頂きました。地元の皆さんと一緒に収穫の喜びを共有できたことで、復興の歩みが少しずつ前に進んでいることを実感することができました。
地元の皆さんと稲刈り
花き栽培を見学
ながどろひろば訪問
動画編には、「とてもわかりやすく、多くの人に見てもらえたら、理解が進むと思いました」「なすびさん、がんばってください。応援しています」といった感想が寄せられています。皆さんへのメッセージをお願いします。
「まんが なすびのギモン」動画編をご覧いただき、ありがとうございます。「除去土壌のこれまでとこれから」というテーマは、全国の皆さんに向けて、まずは現状を知っていただき、理解を深めたうえで、これからのことを一緒に考えていただきたいという思いで取り組みました。
さまざまな感想をお持ちになると思いますが、震災と原発事故を背景とした課題は、福島県だけで解決できる問題ではありません。一人でも多くの方が福島の環境再生への道のりに関心を寄せ、応援していただけたらと願っています。
「まんがなすびのギモン」シリーズは、ホームページで動画をご覧いただけるほか、冊子をダウンロードしてお読みいただけます。また、環境再生プラザや県内の情報発信拠点では、冊子も配布しています。ぜひご覧ください。