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Vol.125
2015年2月19日
2月19日、阿武隈急行の保原駅にほど近い、伊達市の保原・大田地区仮置場の囲いに、県立保原高校美術部が取り組む「がれきに花を咲かせようプロジェクト」の一環で制作された絵画が掲示されました。この取組は、除染作業に伴う仮置場の設置による地域の景観への配慮のために、伊達市と保原高校美術部が連携して取り組まれており、今回で3作目の掲示となりました。
囲いに掲示された絵画は横4メートル、高さ1.8メートルで、テーマは「春」。デザインを担当した学生からは、「絵を掲示する時期が3.11に近いことから、『震災の起こった3月』というイメージを連想させないように、明るい春をイメージしてデザインしたとの説明がありました。また、「周辺の住民の皆さんを元気付けたかった」との思いで、美術部の1、2年生が1ヶ月程度を費やして制作しました。
掲示式に参加した中村第三地区町内会長からは、「仮置場を設置する時はとても苦労し、納得するまでに時間も掛かったが、保原高校の皆さんが絵を飾ってくれることで明るいイメージになった。とても温かい気持ちになった」と御礼を述べました。