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Vol.9
2018年12月13日
農業分野では、担い手の高齢化や後継者の不足、作付けされない農地の増加などが全国的に課題となっています。こうした中、楢葉町では、新たな作物としてサツマイモ栽培を奨励しています。11月11日、環境再生プラザのスタディツアー「ふくしまみちさがし」では、生産現場のサツマイモ畑を訪れ、芋掘りを体験しました。
震災後使われてない農地を活用し栽培
回りの土をどかして芋を掘り出す参加者
イモ収穫の専用機械「ポテカルゴ」で収穫している様子。右写真のうねには手で掘られたイモが。
説明と案内をしていただいた(株)しろはとファームの内田政樹さんによると、楢葉町にはサツマイモの栽培に適した農地が多くあり、今年の収穫は順調で、今後はさらに栽培面積を増やしていく予定とのことです。
避難指示が解除された地域では、農業活性化のためのさまざまな取組がなされていますが、一方で作付けがされない農地の活用も課題となっています。こうした農地を大規模に活用し、新たな作物として、加工に適し様々な商品化が可能なサツマイモを栽培することで、地域再生が進められています。