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Vol.55
2023年12月6日
福島ユナイテッドFCの第35節のホームゲームが、11月12日(日)に福島市のとうほう・みんなのスタジアムで行われました。当日は気温10度を下回る寒空のもと、1,200名を超えるサッカーファンが地元の福島はもとより、対戦チームの地元長野県松本市から駆けつけました。試合会場の屋外エリアでは福島のご当地グルメなどのフードブースに交じって環境再生プラザがブースを出展しました。
ブースでは、県内の復興や環境再生について知っていただくため、中間貯蔵施設や除去土壌の再生利用についてパネルや動画で紹介しました。また、パネルを見ながら中間貯蔵施設とそこに保管された除去土壌の量、県外最終処分についてのクイズに挑戦していただき、全問正解した方には飯舘村長泥地区で栽培されたカスミソウのしおりをプレゼントしました。試合開始前の2時間ほどで約130名の方々がクイズに参加し、「除染で出た土がそんなに(東京ドーム11杯分)あるんですね」「県外最終処分についてはじめて知りました」などの感想をいただきました。
除去土壌の再生利用実証事業を行っている飯舘村長泥地区で栽培したトルコギキョウなどの生花の展示では、「とてもきれいですね」「復興を応援しています」との声もお寄せいただきました。カスミソウのしおりを自ら工作できる体験コーナーでは、お子さまや家族連れの方々にくわえ、福島ユナイテッドFCの公式マスコット「福嶋火之助」さんにも楽しんでいただきました。
1-1の引き分けとなった試合後には、松本山雅FCの応援団リズム隊の皆さんがお立ち寄りくださり、長泥地区で栽培したトルコギキョウなどの花束を贈呈しました。
環境再生プラザでは、今後も地域の復興や環境再生への理解醸成に向けて情報発信を行ってまいります。