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Vol.54
2023年12月6日
10月7日(土)、福島県大熊町の学び舎夢の森で「ふたばワールド2023 inおおくま」が開催されました。復興の取組などを紹介する「ふたば地方なう。」など様々な団体が出展し、双葉郡*の伝統芸能の披露、福島にゆかりのあるお笑いコンビや有名演歌歌手によるステージライブが行われました。双葉郡から他の地域に避難されている方々など、たくさんの来場者で賑わいました。
環境省では県内にある環境再生プラザ、リプルンふくしま、中間貯蔵工事情報センターの3つの情報発信施設が連携して、環境再生事業に関するパネル展示や動画紹介、クイズを出題しました。クイズは中間貯蔵施設の場所、放射性セシウムの減衰、除去土壌等の最終処分に関する問題で、3つのブースのパネルの解説やヒントを見ながら解答するものです。
全問正解者には、郡山女子大学短期大学部の学生がデザインした環境再生デザインエコバックと、双葉町をデザインで表現したクリアファイル(再生プラスチック100%素材)をプレゼントしました。たくさんの方々にご参加いただき、準備した300個は全て配布となりました。「県内で最終処分だと思っていたが、県外なんだと知った」「放射線の問題はヒントを見ないと難しかった」「素敵なデザインですね」などの感想が寄せられました。
また、リプルンふくしまブースではクマさん型に固形化したセメントの絵付け体験、中間貯蔵工事情報センターブースでは大熊町に関する思い出写真館なども展示し、多くの方々にご来場いただきました。
環境再生プラザでは引き続き、放射線や環境再生の理解促進に取り組んでまいります。
*双葉郡:福島県浜通りの地域のうち広野町・楢葉町・富岡町・川内村・大熊町・双葉町・浪江町・葛尾村の8町村で構成。