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Vol.12
2019年3月12日
浪江まち物語つたえ隊の岡洋子さんは、福島市で避難生活をして浪江はいずれ帰る場所と考えていました。避難している人が家を見に浪江に戻ったときに、ふらっと立ち寄れる場所があったらと、
O CAFE(オカフェ)を作られました。居心地のよいくつろぎのスペースは、営業としてやっているわけではありませんが、依頼などがあれば、浪江町にもともと伝わっている昔話で当時の様子や親子の愛情がしのばれる「歯形の栗」、震災直後の消防団と当時のようすがよくわかる「無念」などの紙芝居を上演されています。
「ふくしまみちさがし」のツアーではこの場所を訪れ、紙芝居を上演していただきました。参加者は、肉声で伝えられる迫力から、震災当時の厳しい状況や、親子の愛情などについて思いを新たにしたようです。
杉をたくさん使って納屋を改装した
O CAFE(オカフェ)
紙芝居上演を聞くツアー参加者
シンポジウムでの話題提供
「浪江人情物語」の上演の様子
また、2月23日の「ふくしまみちさがし」シンポジウムでは、ツアーの受け入れ先として浪江や
O CAFE(オカフェ)について話題を提供していただき、「浪江人情物語」を上演していただきました。岡さんは、「依頼があれば出かけていき、浪江町といろいろな人をつなげる紙芝居を続けていきたい」と話されました。