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Vol.67
2024年7月10日
飯舘村長泥地区の一部は、帰還困難区域内に定められた特定復興再生拠点区域として、昨年5月1日に避難指示が解除されました。そこでは除去土壌の再生利用実証事業が行われています。
5月下旬、福島県伊達市にある聖光学院高等学校の進学探究コース1年生10名と引率の先生2名が事業エリアを見学しました。
はじめに環境省職員から、再生資材化した除去土壌を農地の基盤材として使っていることや作物の生育、放射性物質の状況について、動画などを使った説明がありました。
続いて水田試験エリアや花きを栽培するビニールハウスを見学しました。ハウス内では咲き始めたカスミソウや、開花前のマリーゴールドなどの苗が見られ、地元住民の方との協働で栽培されていることなどが説明されました。
最後にワークショップで押し花カードを制作しました。長泥地区の実証事業で栽培された花の素材から、好きなものを選んで台紙に並べ、ラミネートフィルムで閉じ込めて完成です。
生徒たちからは「これまで震災後について真剣に考えた事がなくて新鮮な体験だった」「育てられている花を使ったワークショップがとてもいい経験になった」などの感想が寄せられました。
環境再生プラザでは、今後もさまざまな機会を通して、地域の環境再生や復興への取組について情報発信してまいります。
◆ 飯舘村長泥地区で見学会を開催しています
【開催予定日(前期)】
2024/7/27(土)・8/26(月)
※参加無料・要事前申込み
【申込み・問合せ】
中間貯蔵工事情報センター Tel.0240-25-8377
専用ホームページから申込み受付中