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Vol.20
2019年12月13日
大熊町は、今年の4月10日に町の一部として大川原地区と中屋敷地区で避難指示が解除されました。TV番組「なすびのギモン パート7」の取材で、大熊町民で語り部として活動されている渡部千恵子さんになすびさんがインタビューを行いました。
渡部さんは、語り部として、震災・原発事故からこれまでの状況や暮らしなどを小学生から一般の方まで幅広い世代に向けて伝えています(環境再生レポートVol.14もご参照ください)。
また、避難先で仲間の人たちとNPO法人大熊町ふるさと応援隊を立ち上げ、これまで町の現状を伝える活動に取り組み、小冊子などにまとめて情報発信してきました。
なすびさんと語り部の渡部さん
交流の場で仲間たちとの作業と談話
大川原ののどかな風景
現在、NPO法人は解散しましたが、語り部の活動や、大川原地区で交流の場づくりを引き続き行っています。「学生や多くの方々に大熊町に来てもらって、自分の目で確かめてもらいたい」と渡部さんは言います。交流拠点の畑では、試みとしてライ麦を植えて、収穫できたらみんなでパンを作ったりして交流できたらと夢を語ってくれました。
種をまいて芽が出たライ麦
自然が豊かで広々とした風景の大川原地区
なすびさんがレポートした「大熊町のいま」は、第1回放送12月3日(火)21時50分からKFB福島放送で放送しました。放送した映像は環境再生プラザホームページでご視聴いただけます。ぜひご覧ください。