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環境再生レポート

Vol.88

2025年11月11日

地域を女子サッカーで盛り上げる人たち
-なすびさんがFUKUSHIMA WWW.(福島ウィーアー)を取材しました-

TV番組「なすびのギモン パート13」の取材で大熊町の「学び舎ゆめの森」を訪れ、グラウンドで練習中の福島ウィーアーの皆さんにインタビューしました。

なすびさんと佐藤代表

なすびさんと全員でW(ウィーアー)ポーズ

はじめに、福島ウィーアーを運営するREADY SOCIAL(大熊町)の佐藤夏美代表に、チームについてのお話を伺いました。佐藤代表は、「今年の3月に立ち上げた女子サッカーチームで選手・スタッフの多くが双葉郡に移住してきました。双葉郡を中心に活動しており、なでしこリーグ入りを目指して頑張っている」とのことで、チームにかける思いについて、「人が戻ってくるような大きな目的を作りたい。ハードの復興の先に、みんなが感動を歓喜して笑顔になって一つのチームを応援しているという形を考えた時に、女子サッカーを創ったら希望の光になれるのではと思い立ち上げました」と力強く話されました。メンバーはなでしこリーグなどトップレベルでの経験者も多く、今年度から福島県女子サッカーリーグ2部に参戦し優勝、来年度は1部で戦う予定です。

チームはサッカーをしながら、地域理解を深めることや、地域貢献に積極的に取り組まれています。6月には、中間貯蔵事業情報センターと中間貯蔵施設の見学をされています。9月にはJFA(公益財団法人日本サッカー協会)が主催する「Respect Awards2025」の大賞を受賞されました。サッカーの対戦相手として訪れた他県のチームに対し、東日本大震災の教訓や防災意識の重要性を伝え、未来の防災・減災への意識向上に繋げ、サッカーによる地域活性化の一つのモデルとして活動していることが受賞の理由です。

中間貯蔵事業情報センターにて

中間貯蔵施設の見学(サンライトおおくまの見晴台にて)

練習が終了してから、監督・選手にもお話を伺いました。
なすびさんから、「選手の皆さんは、どのようにサッカーに取り組んでいるのですか」との問いかけに対して、小野監督からは、「選手は、北海道から西日本まで、全国各地から経験のある選手が集まってきていて、日中は町の企業等で働き仕事が終わってから練習に取り組んでいます」と話し、井久保(いくぼ)キャプテンは大熊町で復興支援員、中川選手は浪江町で地域起こし協力隊として、他の選手も地元の運送会社や飲食店などで働いているとのことです。
「住んでみてどうですか」の問いかけに、井久保キャプテンは「人が温かい。受け入れてくださる方が多く、ありがたいです」
中川選手からも「人が温かく、人とのつながりを一番強く感じています。また、若い方が過去のことも忘れずに新しいことにも取り組んで地域を盛り上げているので、自分たちもサッカーで盛り上げられるように頑張りたいです」と笑顔で話されました。最後に井久保キャプテンから今後の抱負として「女子サッカーチームといえば福島ウィーアーといわれるよう、地域のシンボルとして、みんなに愛されるチームにしていきたい」と話されました。

(左から)小野監督、DF井久保キャプテン、GK中川選手

福島ウィーアーの皆さんでガッツポーズ

取材を終えたなすびさんから「今年3月に日本各地から集まってきた女子サッカーチーム、福島ウィーアー。選手の皆さんは、日中は働きながら、地域との交流も大切にして、上を目指してサッカーに打ち込んでいました。福島の新たな復興のシンボルとして活躍を期待して応援していきたい」との感想がありました。

なすびさんがレポートした「地域を女子サッカーで盛り上げる人たち」は、KFB福島放送で11月11日(火)20時56分(仮)から放送予定です。
また、放送後は環境再生プラザホームページでご視聴いただけます。ぜひご覧ください。

環境再生プラザでは、今後もさまざまな機会を通して、地域の環境再生や復興への取組について情報発信してまいります。

◆ FUKUSHIMA WWW.について
About Us - FUKUSHIMA WWW.(フクシマ ウィーアー)外部リンク
名前の由来
「Where there is a will, there is a way.」-意志あるところに、道は開ける。-
たとえ困難が立ちはだかっても、本気で成し遂げたいと願うなら、人は必ず方法を見つけ出す。
この言葉こそが、FUKUSHIMA WWW.(フクシマウィーアー)というチームの原点。

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