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Vol.74
2024年10月21日
福島県双葉地方の復興シンボルイベント「ふたばワールド」が、9月16日(土)に広野町の二ツ沼総合公園で開催されました。復興の取組み紹介などさまざまなブースが出展、地元の伝統芸能披露や福島にゆかりのある人気タレント・有名歌手によるステージライブが行われました。会場は、住民や避難されている方々をはじめとする約4,500名の来場者で賑わいました。
環境省では、環境再生プラザ、リプルンふくしま、中間貯蔵工事情報センター、福島再生未来志向プロジェクト、放射線リスクコミュニケーション相談員支援センターが連携してブースを出展、パネル展示や動画の放映などに加えて、放射線や除染、中間貯蔵、脱炭素についてスマートフォンを使ったクイズを行いました。
放射性セシウムの減衰、中間貯蔵施設の場所、除去土壌等の最終処分、そして脱炭素に関する4つの問題を出題し、参加者に展示パネルのヒントを見ながら答えていただきました。また、子どもたちには放射線に関するクイズにチャレンジしてもらいました。
約270名の方に参加いただき、全問正解者には、郡山女子大学短期大学部の学生がデザインした環境再生デザインエコバックと飯舘村長泥地区の環境再生事業で栽培された花を使った押し花のしおりをプレゼントしました。
また、ブースごとに、放射性セシウムを吸着するゼオライトを使った多肉植物の栽培キットの工作体験、放射線測定体験、「脱炭素×復興まちづくりプラットフォーム」に関する体験型展示、放射線に関する相談コーナーを設け、多くの方にお立ち寄りいただきました。
環境再生プラザでは引き続き、放射線や環境再生の理解促進に取り組んでまいります。