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Vol.29
2020年12月4日
「放射線に関する研修会」が10月2日にオンライン開催されました。研修会は、「ふくしま子ども支援センター」の活動の一環として行われ、環境再生プラザが講師の派遣などの支援をしました。参加者は福島県内で子育て中のママや子育ての支援者22名で、自然科学研究機構 核融合科学研究所の佐瀬卓也氏を講師として、原発事故から現在までの状況や、放射線、除染、食の安全への取組み等について学びました。
研修は午前と午後に分かれ、午前は“ままカフェ@ふくしま”の参加者を対象としました。「不安や心配なことに寄り添う時間を多く取っていただいた」、「難しい専門用語などを使わずに、動画やデータを使ったわかりやすい内容だった」、「心に引っかかっていたものが取れてスッキリした」などの声が挙げられました。午後は子育て支援者を対象として、震災当時から現在までの県内の放射線に関わる情報(食や水の安全など)がわかりやすく伝えられ、参加者は熱心に聞き入っていました。
ファシリテーターや子育てママの質問に回答する佐瀬氏
支援者が各地からオンラインで参加
研修後は活発な質疑応答が行われました
研修はオンライン、講義はモニターを通して行いましたが、質問などに対する講師の丁寧な対応に参加者は大変満足されていたようです。県外の参加(4名)もあり、オンライン実施の長所が生かされた研修会となりました。
主催したNPO法人ビーンズふくしまからは、「研修を運営する側としては、プログラムの企画やオンラインでのサポートまでトータルでの支援が大変助かりました」、「初めてのオンライン研修を通して勉強になりました」との感想をいただきました。ふくしま子ども支援センターの活動については、NPO法人ビーンズふくしまのホームページをぜひご覧ください。