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Vol.60
2024年1月30日
1月7日(日)に大熊町役場本庁舎前の芝生広場で「里がえりもちつき大会2024」が行われました。おおくまコミュニティづくり実行委員会の主催で毎年正月に開催されているものです。当日は多くの来場者で賑わい、子どもから大人まで楽しめるもちつき体験をはじめ、おおくま競輪、もちまき・抽選会の他に、今回初めての試みで、「おおくま・おらほのカルタ」を活用したカルタ取りが行われました。
このカルタ取りでは、カルタの絵札を人が前後に背負って身に着けられる大きさにし、人間カルタとしました。カルタ役には、大熊町内外から集った若者たちがボランティアで協力しました。札が読まれると、子どもたちは人間カルタを捕まえようと芝生広場の中を駆け回り、追われる側も懸命に逃げまどう様子が見られました。捕まった後には、読み上げられた札に書かれている内容について解説がなされました。
今回は24枚のカルタ取りが行われ、上位5名に「おおくま・おらほのカルタ」の手ぬぐいがプレゼントされました。カルタを通して、大人も子どもも楽しみながら世代間の交流をし、震災前の大熊町の「風景」、「祭り」、「文化」、「歴史」など地域の様々なことについて知ってもらうきっかけになればと思います。
「おおくま・おらほのカルタで再発見実行委員会(事務局:環境再生プラザ)」では引き続き、カルタなどを通じて、復興や環境再生の状況を実際に現地で見てもらい、地域の魅力の再発見や地域資源の再認識につながる取組を進めていきます。こうした取組により、記憶の伝承や交流、大熊町内の賑わい創出や町の活性化にも貢献できればと考えています。