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除染作業に取り組む作業員の皆さんに感謝と応援の気持ちを伝える、ONEふくしま「サンクスヘルメット贈呈式With井上苑子LIVE」が10月12日、桑折町のふれあい公園で行われました。
この贈呈式は昨年の郡山市、今年8月の福島市での開催に引き続き、「福島の再生を目指して」という想いのもと県内のマスコミ8社が参加する「ONEふくしま」が主催しました。
今回は桑折町立半田醸芳小学校の緑の少年団の児童から60通の感謝と応援のメッセージが寄せられました。「毎日除染作業をしてくれてありがとう」「私も福島のためにがんばります!ありがとう!」「みんなの力で福島の笑顔を倍にしよう!」など、作業員の皆さんへの温かいメッセージです。
贈呈式は、桑折町制施行60周年記念事業「こおり満福まつり2015」の特設ステージで行われました。髙橋宣博町長は「子どもたちや若者が安心して暮らすためには、作業員の皆さんの力がなくてはならなかった。感謝しています」とあいさつしました。続いて、緑の少年団の代表5名より除染作業員の皆さんにメッセージを貼ったヘルメットを手渡しました。
斎藤巧斗(たくと)君は「地域をきれいにしてほしいと願って書きました。これからも頑張ってください」、佐藤亜耶(あや)さんは「このヘルメットをかぶってかんばるぞ、と思ってもらえたらうれしいです」と述べました。ヘルメットを受け取った熊本祐司さんは「感謝の言葉をいただき励みになりました。子どもたちに安心と安全を残すのは大人の責任です。これから続く作業に全力を尽くします」と御礼の言葉を述べました。
スペシャルゲストとして歌手の井上苑子さんがライブを行い、福島への応援ソングを披露しました。井上さんは「両親が阪神大震災を体験したので、福島のことは他人事ではありません。皆さんのメッセージが心に響きました。皆さんの元気と笑顔がたくさん見られますように」とエールを送りました。この後、井上さんは除染が行われている半田山自然公園を訪れ、現地で除染作業に取り組む作業員の皆さんにメッセージを手渡し、歌をプレゼントしました。
ふれあい公園には除染情報プラザのブースも出展され、髙橋町長や井上さんをはじめ、多くの来場者が福島再生に向けたメッセージを寄せました。
環境省は、福島県民の皆様のご理解とご協力の下、各自治体と連携して除染を進め、再生と復興に向けた地域の取組を後押ししていきます。