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今年度末、帰還困難区域を除き避難指示が解除される飯舘村は1月8日、成人式を村内で6年ぶりに行いました。原発事故後は、福島市で行っていましたが、帰村に向けた長期宿泊が始まったことから、実施されたものです。震災当時、中学2年生だった新成人は、村外に避難していたため、再会に、「本当に久しぶりー!」と笑顔で喜び合いました。
出席した61人は、大人の自覚と故郷再生への決意を新たにしました。代表の松下圭太さんは「村の復興に尽力してくださる方々に感謝し、村や社会のより良い未来のため努力していきます」と誓いの言葉を述べました。他の新成人からも「地元で成人式が開催されて良かったです。近い将来、建築関係の仕事に就いて仕事を通して村の復興に貢献したいと思います」という声や、「以前は村の駅伝チームに所属していました。村民の皆さんの温かい応援は忘れることができません。将来は、村の職員になることや村に戻ることも考えています」などの声が聞かれました。
環境省は、今年度末までに、帰還困難区域を除く地域の除染を終えるという政府の目標達成に向け、県、市町村とともに全力で取り組んでおります。