ここから本文です
西郷村では、地元の企業と一体となって除染活動を進めるため、国や県と連携して除染や放射線に関する講演会や講習会などを積極的に行っています。先日は、除染情報プラザを通じて除染の専門家を招き、除染に携わる事業者の方々と村の担当者が、実際の除染場所で放射線量の測定の方法や除染方法についてアドバイスを受けました。
「放射線量を測定しても、そこの除染が必要かどうか我々ではわからなかったんです。そこで行政と業者さんの捉え方を統一しておこうと、除染の専門家に実地で教えてもらうことにしました」と同村環境保全課主幹の菅野一さん。
当日は地元企業7社から約15名が参加し、除染情報プラザアドバイザーで、庭野定次さん(原子力・放射線技術士)をリーダーとする除染活動推進員とともに、村内5ヵ所を回って建物とその周辺、植栽、雨どいなどの放射線量を測定。専門家から正しい測定の仕方や有効な除染方法などの説明を受け、質問も盛んに行われていました。
村では、今後も専門家のアドバイスを除染活動に生かしながら、優先して進めている教育施設の除染を年内に終える予定でいます。