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2月10日と11日、福島市の信夫山にある羽黒神社で、300年以上続く、大わらじを奉納する祭礼「信夫三山暁参り(しのぶさんざんあかつきまいり)」が開催されました。
福島市は、伝統の祭りを多くの方々に楽しんでいただきたいと、今年の祭り開催前に羽黒神社境内の除染を実施しました。いざ、除染を始めると例年以上の降雪などが原因で、境内の除染に、遅れが生じました。さらに、神社が山頂にあるため重機を運びこめず、ほとんどの作業が手作業という厳しい状況のもと、除染が実施されました。このような中でも、毎日10人から20人の作業員の方々が懸命に除染作業にあたり、祭りの開催前に無事終了しました。
除染を実施した日新・福新・広成特定業務委託共同企業体の小野幸男所長は、「作業員全員、祭りの開催までには絶対除染を終わらせるという思いで取り組み、間に合わせることができました」と、ほっとした様子で話されました。
また、長さ12m、重さ2tにおよぶ大わらじは、放射性物質が基準値を下回る稲わら3000束を使い、毎日約8人の方々が2週間かけてつくり上げました。大わらじづくりを担う御山敬神会会長の西坂信一さんは、「多くの人の力が結集して、今年も歴史を積み重ねることができた」と喜ばれていました。
祭り当日は、約100人の担ぎ手によって、市内を大わらじが巡行し、羽黒神社に奉納される勇壮な祭事の様子を、多くの市民や観光客が楽しみました。