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昨年は、規模を大幅に縮小して行われた「相馬野馬追」。今年は、2年ぶりに、例年通りの規模で開催されることになりました。福島県の夏祭りを代表する国指定の重要無形民俗文化財であり、千年以上続くこの伝統の祭りも昨年は、緊急時避難準備区域だった祭場地での神旗争奪戦や甲冑(かっちゅう)競馬を中止にするしかありませんでした。
「今年こそ通常開催を」と南相馬市が除染を発注。メーン会場となる南相馬市雲雀ケ原祭場地(原町区)の除染作業を5月中旬にスタート。
作業は、騎馬が走る延長約1キロの走路と争奪戦で神旗を獲得した騎馬武者が駆け上がる本陣山の「羊腸の坂」で、走路表面は深さ約5センチの砂を除去。走路や坂には、新しい砂を敷きました。観覧席などの草は開催までに刈り込む予定。
県内はもとより全国から多くの観客が訪れる、相馬野馬追。今年は、いつも通りの規模で7月28日から30日に開催される予定です。