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福島市を拠点とするサッカーチーム「福島ユナイテッドFC」は、平成24年シーズンに悲願のJFL(日本フットボールリーグ)昇格を果たしました。
復興を目指す福島県民を大いに勇気づけたこの快挙は、同チームの練習場である福島市の十六沼公園サッカー場が、除染作業で3ヵ月余り使えなくなるなど、他のチームにはない厳しい練習環境の中で成し遂げられました。
同サッカー場の除染は、福島市によって昨年8月23日から始まり、12月7日に終了しました。
除染期間中、選手の皆さんは、地元企業の支援を受けながら、県内外まで長い時間をかけて移動し、練習する日々を送りました。「移動は大変でしたが、バスの中で選手同士がコミュニケーションを取れたことは、JFL昇格に向けてプラスになった」と清水純選手。時崎悠監督は、「除染でグラウンドが使えなかった間、練習場の確保をはじめ、様々なご支援を頂き、私たちの活動が本当に多くの方々に支えられていることを再認識しました」と、話します。
十六沼公園サッカー場での練習は、今年1月から再開され、時崎監督のもと、選手・スタッフ総勢29名が一丸となってJFLでの活躍を目指し、練習に励んでいます。チームのエースである、益子義浩選手は、「戦うからには一番上を目指したい」と、JFLでの活躍を誓います。
3月10日に開幕した初戦では、福島ユナイテッドFCは、昨季J2所属の町田ゼルビアを1−0で破り、JFLデビュー戦を見事な勝利で飾りました。また、県民待望のホームゲームは、福島市の信夫ヶ丘競技場で3月17日の13時より開催されます。