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福島市の桜の名所のひとつ、約220本の桜が見事な荒川桜づつみ河川公園において、4月6日、地元の八木田・八木田第二・仁井田町内会合同による清掃活動が行われました。
同公園では、子どもたちがより安心して遊べるよう、まず、地元の住民の方々が自発的な活動として、福島県による線量低減化活動支援事業の補助を受けて、除染を行いました。その後、市による除染を昨年12月に終え、放射線量が大幅に下がりました。今回の清掃活動は、桜の見頃の前に、より多くの市民や観光客に花見を楽しんでもらいたいと実施されました。
環境省の、このような地域の復興に向けた取組を後押しする活動「環境省 ふくしま復興サポーター」を始めました。その第1回目の活動として、石原環境大臣をはじめ環境省職員がこの清掃活動に参加し、三町内会の約140人の方々とともに、公園内のごみ拾いや遊具の拭き掃除を行いました。
また、清掃活動の後には「ふくしまのこれからを考える座談会」が開催され、石原環境大臣を囲んで、平澤久八木田第二町内会長をはじめ自治体や各団体の関係者が復興に向けての取組など、活発に意見を交わしました。
石原環境大臣は、「福島県では市町村や住民の方々の協力により除染が進み、復興に向けて新たな一歩を踏み出す地域も見られるようになってきたことを、今回改めて実感した。清掃活動に参加した大勢の子どもたちの笑顔が、この地域の復興を物語っていた」と話しました。平澤さんは、「花見に限らず、この公園に多くの方々が来てくれるように、今後も町内会の皆さんと一緒に地元の再生に向けた活動に取組んでいく」と話されました。
清掃活動の翌週、桜が満開となった同公園には大勢の花見客が訪れました。また、5月11日には、同公園で福島市主催の「荒川フェスティバル」が盛大に開催されます。地元町内会の方々は、その準備を進めながら、来月のイベントを心待ちにしています。
環境省は、今後も福島の復興に向けた地域の活動を応援していきます。