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郡山市はいち早く「まず守るのは子どもたち」との方針のもと県内で先駆けて、幼稚園、保育園及び学校とともに、スポーツ施設の除染にも取り組み始めました。
スポーツ施設の中で、最初に行ったのは市のシンボルといえる開成山野球場です。昨年5月末から6月にかけてグラウンドの表土を除去。6月19日には、同市青年会議所の呼びかけに多くの市民が応え、約100人体制で内野スタンドの洗浄作業などが行われました。
「お陰さまで放射線量の数値が下がり、その後は中高生、そして大人やプロの試合まで盛んに開かれています」と、スポーツ施設の管理を担う芳賀正朝総合体育館長。
除染後まもなく開催された昨年夏の高校野球県大会ではメーン会場としての役目を十分果たし、そして今年の県大会でも、高校球児の熱い戦いに毎試合2000人もの観客が声援を送り、大いに盛り上がりました。
郡山市は他のスポーツ施設についても順次除染を進めており、「平成24年度を復興元年として、26年度までに全施設の除染終了を目標に取り組みます」と、芳賀館長は最後に市長の決意を代弁しました。