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環境省は福島の再生のために、県・市町村と共に除染活動を続けてまいります。今回は、除染終了によってより安心して参加できるようになった2市1町の夏祭りの様子をお伝えします。

夏祭りで地域の絆を実感。除染を終えた公園や運動場に住民たちの笑顔が集う。

地域の絆を感じる夏祭り。本宮市、田村市、そして新地町では、昨年度から今年度にかけて住民の憩いの場である公園や運動場の除染が終了しました。毎年、地域で企画され、実施されてきた夏祭りもより安心して参加できるようになりました。

本宮市ではこの7月27日と28日に、「もとみや麦酒&こどもフェスタ」が、市内のみずいろ公園で開催されました。日本有数のビール工場が立地する同市では、来訪者がビールで喉を潤しながら、コンサートをはじめ、さまざまな催しを楽しみました。この公園は噴水や滝のある親水公園として知られ、夏には多くの市民が水遊びを楽しんできました。市役所建設部建設課管理係長の渡辺清文さんは、「昨年度にアスファルトの洗浄と芝生の張り替え、植栽の土の除去の作業が終了しました。この夏は多くの親子連れが戻って来ました」と語りました。祭りの実行委員長の菊田広道さんは、「今年は震災前と同じ会場のみずいろ公園で、ようやく開催できました。これを機にもっと明るい町にしていきたい」と笑顔を見せました。

田村市と新地町でも、この週末に夏祭りが開催されます。笑顔が集うことで地元の元気になるように、という思いが込められた夏祭りです。田村市では都路運動場、新地町では新地町総合公園を会場に、地元主催者が来場者を迎える準備を着々と進めています


本宮市「もとみや麦酒&こどもフェスタ」でビールを楽しむ地元の方々。


住民の憩いの場であるみずいろ公園を除染している様子。


田村市「都路灯まつり」
手作りの竹灯が運動場に設置される。揺らぐ炎が幻想的な風景をつくり、多くの来場者で賑わう。17:15より竹灯点火あり。


新地町「やるしかねぇべ祭」
震災を乗り越えて町民の絆を深めるため、2011年から開催。流しそうめん、復興ライブのほか、花火の打上げも予定されている。


待ちに待った水遊び。会場のみずいろ公園では、地元の子どもたちが歓声を上げながら楽しんでいた。

福島再生vol.48 夏祭り(本宮市・田村市・新地町) PDFリンク

インフォメーション

田村市「都路灯まつり」

日時 : 8月3日(土)15:00〜21:00
会場 : 田村市都路運動場(田村市都路町古道字北町地内)
問合せ : 都路灯まつり実行委員会事務局(田村市都路行政局産業建設課内0247-75-3550 )
*雨天決行。

新地町「やるしかねぇべ祭」

日時 : 8月3日(土)10:00〜20:00
会場 : 新地町総合公園子どもの森広場(新地町小川字川向9-1)
問合せ : 新地町商工会青年部事務局 0244-62-2442
*雨天時、新地町総合体育館で開催。

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