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環境省は福島再生のために、県・市町村とともに除染活動に取り組んでいます。今回は、除染が終了した楢葉町で開催された復興祈願祭の様子などを紹介します。

除染が終了した楢葉町で4年ぶりの再会。復興祈願祭で一日も早い帰町への誓い新たに。

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い全町避難が続く楢葉町では3月21日、「楢葉ならでは祭」が、全町除染を終えて、今年2月に新校舎が完成したばかりの楢葉中学校などで開かれました。離ればなれになった町民の皆さんは4年ぶりの再会を喜び合い、一日も早い帰町への誓いを新たにしました。

このイベントは、東日本大震災後に町内で行われた初めての大規模なイベントです。避難を余儀なくされた方々などに復旧・復興が進む状況を確認してもらい、帰町への思いを少しでも強めてもらおうと、町の復興祈願祭実行委員会が企画しました。

開会式で実行委員長の蛭田勇成ならはみらい専務理事と松本幸英町長が「懐かしい町の雰囲気を味わい、復興への活力にしてください」とあいさつし、内堀雅雄知事らが祝辞を述べました。

会場では小学生の作文発表会や講演会、同窓会などが催されました。前宮崎県知事でタレントの東国原英夫さんや町民の皆さんが参加してのパネルディスカッションでは、「楢葉町民は本当に仲が良かった。健康で明るく前向きに生きていきたい」などの意見が出されました。飲食コーナーでは町の名物「マミーすいとん」(※)や「サケ汁」などが振る舞われ、多くの来場者が舌鼓を打ちました。

参加した方は「やはり故郷は落ち着きます。久しぶりに旧友とゆっくり話すことができました。みんなの笑顔がいっぱいだったことがうれしかった」と話していました。

町では、4月6日から準備宿泊が始まり、避難先から自宅に宿泊している方は「近所の方が少なく寂しい感じがしますが、自宅は一番落ち着きます」と感想を述べました。また、帰還に向けて「安定した廃炉作業とインフラの復旧・整備をお願いしたい」と話しました。

 町職員の方は「避難指示の解除に向けて大きな一歩になると考えています。準備宿泊をされている皆さんは、この時を待っていたと思います。今後は、帰町と皆様の生活再建を目指して、『安心できる生活環境の回復』、『生活再建支援策の充実』、『住み良い魅力あるまちづくり』の3つの重点施策に取り組み、帰町への思いに応えられるよう業務に励みます」と語りました。

国は、今後も各自治体と協力し復興に向けた地域の取組を後押ししていきます。

※マミーすいとん:地元で昔から親しまれてきたすいとんを、Jヴィレッジに滞在していたサッカー日本代表監督(当時)トルシエ氏が「故郷のおばあちゃんの味」と評したことから「マミーすいとん」と命名された名物料理。


参加者がふるさとの思い出や町の復興への思いなどを語ったパネルディスカッション。


除染情報プラザは、放射線の正しい知識を学んでいただくためにパネルを展示。


マミーすいとんやサケ汁など懐かしい郷土料理に多くの来場者が舌鼓。


「イベントを通して町民の絆を再確認し、今後の町の活力にしていきたい」と語る実行委員長の蛭田勇成ならはみらい専務理事。

福島再生vol.86 楢葉町 PDFリンク

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