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環境省は福島再生に向けて、県・市町村とともに除染に取り組んでいます。今回は避難指示が解除されてから4ヵ月が経った楢葉町の様子を紹介します。

「こころ、つなぐ、ならは、明日へ」復興への歩み確かなものに。

東京電力福島第一原子力発電所の事故により楢葉町に出されていた避難指示が解除され、4ヵ月が経ちました。さらなる町民の帰還に向け、住宅の改修や診療所の建設など生活基盤の整備をはじめ、町は復興に向けて確実な歩みを続けています。

町によりますと今月5日時点での帰町者は421人(247世帯)で全体の約6%、年齢別では60歳以上が約70%を占めています。松本幸英町長は「速やかな除染などによって、やっとスタートラインに立てたと考えています。改修された住宅も増えてきているので、春になれば帰町者も多くなると思います」と現状を分析していました。

町は観光スポットの天神岬スポーツ公園にある宿泊施設「サイクリングターミナル」と温泉施設「しおかぜ荘」の大規模改修を終え、営業を再開しました。また、町内唯一の診療所が昨年10月に再開し、今年2月には県立大野病院附属ふたば復興診療所「ふたばリカーレ」が開業予定で、町民の皆様には朗報となります。

営農等の再開に向けた取組も進んでいます。町は昨年12月、除染された農地で実証栽培した新米「天のつぶ」を環境省や復興庁などに贈呈しました。環境省では、井上信治副大臣と白石徹大臣政務官が新米のおにぎりを味わい、「おかずがいらないほど美味しい」と感想を述べました。また、国内有数のサケの遡上で知られる木戸川のサケ漁も昨年10月、5年ぶりに本格的に復活しました。

2年前に発足した「一般社団法人ならはみらい」は、町の復興のため、空き家・空き地を有効活用する事業や、町内での花とみどりプロジェクトなどを展開しています。また、ならはみらいの組織の一つとして、町のために「なにかしたい」と、町民有志が自ら考え行動するグループ「なにかし隊」が発足しました。これまでに約40人のメンバーが集まり、町民を励ますイベントの開催などについて意見交換しています。ならはみらい専務理事の蛭田勇成さんは「メンバーは忙しい中、真剣に考え活動しています。町民の皆さんの励みになるような活動ができるようサポートしていきます」と話していました。

松本町長は「今年は町制施行60年の節目の年となります。かつての原風景を取り戻すとともに、復興創生期間の中、『新生ならは』の創造を目指します。そのために『安心できる生活環境の回復』、『生活再建支援策の充実』、『住み良い魅力あるまちづくり』の重点施策を着実に実行していく」と強い意欲をみせていました。


「町民の皆さんが安心、安全に生活できるように職員と一丸となって取り組む」と意欲をみせる松本町長。


町民のために活動する、ならはみらいのメンバーの皆さん。


避難指示解除を受け、昨年9月5日に行われた復興祈念式典の様子。

福島再生vol.99 楢葉町 PDFリンク

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