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環境省は福島の再生のために、県・市町村と共に除染活動を続けてまいります。50回を迎えた今回は、田村市都路地区から、夏祭りに参加した住民の帰還に向けた思いをお伝えします。

都路地区で灯まつり開催。故郷への思いが帰還への大きな力となる。

この8月3日に田村市の都路運動場で、「都路灯まつり」が開催されました。平成15年に「都路の名を残す祭りを」と、旧都路村の住民有志が始めた地域の夏祭りです。夕刻、住民やボランティアにより点火された約一万本の竹灯の炎が揺れ始めると、その幻想的な風景に多くの来場者が魅了されました。

今年の会場は昨年に続き、平成23年夏に除染が終了した都路運動場でした。田村市役所都路行政局産業建設課の坪井真里子さんは「来年は、震災前の会場であり、間もなく除染が終了するグリーンパーク都路での開催を期待しています」と話しました。

都路地区の避難指示解除準備区域では、この6月に除染が終了しました。8月1日から長期宿泊が始まり、自宅へ戻り、本格的な帰還に向けて準備を始めた避難住民の方々もみられます。長期宿泊の期間は、10月末までの三カ月間で、実施状況をみながら延長についても検討される予定です。

灯まつり会場では、都路地区の住民の方々から、帰還に向けた期待の声が聞かれました。灯まつり実行委員長を務める、都路地域行政区長連合会会長の坪井都一さんは、「祭りをきっかけに、ひとりでも多くの住民が気持ちを新たにして、帰還に前向きになることを願っています」と話しました。

避難指示解除準備区域内に自宅があり、現在避難生活を送る遠藤洋子さんは、「先日、長期宿泊の申込みをしました。一日でも早く帰ることができたら」と帰還を心待ちにしていました。また、8月1日に家族で自宅に戻った渡辺與浩さんは、「避難中に体調を崩した高齢の両親が、毎日畑仕事に精を出すほど健康を取り戻してきたのが本当にうれしいです。隣家も戻っているので助け合っていきたい」と喜びを語りました。

住民の方々の故郷への思いが、新たな生活へと進むための大きな力となっていきます。


都路運動場で開催された灯まつりの様子。晴天にも恵まれ、昨年よりも多い約2000人の来場者を迎えた。


夕方には、来場した住民やボランティアが、竹灯に火を灯し、天の川を演出した。


復興を願って今年の祭りを運営した、実行委員長・坪井都一さん。


借上げ住宅で生活を送る遠藤洋子さん。長期宿泊では家族とともにバーベキューをしたい、と話した。

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