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今週の福島(福島地方環境事務所の活動)

2018年4月20日

福島の除染・廃棄物・中間貯蔵・リスクコミュニケーションなどの状況を週一回更新しています。
※以前の記事はページ下部のバックナンバーよりご覧いただけます。

最近の動きのポイント

除染・廃棄物対策関連(特定復興再生拠点区域)

  • 双葉町及び大熊町について、建物等解体撤去及び除染工事を実施中

中間貯蔵関係

  • いわき市、西郷村、伊達市、大玉村から平成30年度の輸送を開始

リスクコミュニケーション等関係

  • 富岡町桜まつりにおいて、環境省及び環境再生プラザがブースを出展し、200組以上が参加(4/14)

0.福島地方環境事務所

最近の動き

  • 4月1日、事務所の体制を強化。
  • 4月10~13日、職員研修を実施し、安全や公務員倫理の徹底等を周知。

I.除染・廃棄物対策関連

1.特定復興再生拠点区域の解体・除染について

帰還困難区域内における特定復興再生拠点区域について、各市町村の策定した計画に基づき、家屋解体・除染等を実施。

最近の動き

双葉町及び大熊町について、建物等解体撤去及び除染工事を実施中。
詳細は別添1「除染事業及び被災家屋等の解体等の実施状況 PDFリンク」、別添3「特定復興再生拠点区域整備の状況 PDFリンク」のとおり。

2.避難指示解除済み地域等の除染・廃棄物処理関連事業について

帰還困難区域を除き、3月に8県100市町村のすべてで面的除染が完了、必要なフォローアップ等を実施。
各市町村において、必要な被災家屋等の解体等の廃棄物処理を実施。
仮置場で除去土壌・廃棄物等を保管。搬出が終わった仮置場については、順次、返地に向けた作業を実施。

  • 最近の動き
    • 市町村(汚染状況重点調査地域)の除染実施計画に基づく面的除染の作業がすべて終了(3/19)
    • 下小塙仮置場(楢葉町)の一部を返地、平成30年4月から耕作を開始予定(3/30)
    • 葛尾村仮設焼却施設における広域処理開始に伴う受入式を開催(4/7)
    • 帰還困難区域及び居住制限区域の作業員に対する特殊勤務手当の支払いについて、作業員からの通報窓口の周知徹底等を行うとともに、業界団体等に対し、特殊勤務手当の適正な支給の徹底等を要請(4/12)
      不適正事案の通報窓口
  • 除染事業及び被災家屋等の解体等の実施状況(除染特別地域、汚染廃棄物対策地域)
    別添1「除染事業及び被災家屋等の解体等の実施状況 PDFリンク」のとおり
  • 特定廃棄物埋立処分施設への搬入状況
    別添4「特定廃棄物埋立処分施設への搬入状況 PDFリンク」のとおり

II.中間貯蔵施設関連

中間貯蔵施設の整備及び除去土壌等の中間貯蔵施設への搬入を実施。

(1)最近の動き

(2)平成30年度の進捗状況(4月17日までの搬入実績)

  • 除去土壌等の輸送
搬入先 搬出市町村 搬入量m3(袋)※
大熊工区 浜通り いわき市 203
大熊町 2,993
楢葉町 3,623
中通り 郡山市 3,627
白河市 578
須賀川市 1,579
泉崎村 1,186
中島村 1,401
西郷村 39
15,229
双葉工区 浜通り 双葉町 1,940
中通り 伊達市 40
二本松市 1,509
福島市 951
本宮市 901
川俣町 1,624
国見町 909
大玉村 140
8,014
合計 23,243

※フレキシブルコンテナ等1袋の体積を1m3と換算しています。

※平成30年度の1年間の輸送量は、180万m3程度。

                       

III.放射線健康リスクコミュニケーション等について

①自治体職員や相談員等の活動の支援、②住民の放射線に関する理解醸成の支援、③環境再生等に関する情報発信等の活動を実施中。

(1)最近の動き

  • 郡山市の新規採用職員研修を支援(放射線の基礎知識)(4/10)
  • 富岡町桜まつりにおいて、環境省及び環境再生プラザがブースを出展し(桜トンネル写真館、霧箱・測定体験、環境省事業パネル展示等)、200組以上が参加(4/14)
    別添6「「富岡桜まつり」にて「桜トンネル写真館」を開設しました。 PDFリンク」のとおり
  • 富岡町においてホールボディ・カウンタによる内部被ばく線量測定(4/25~28)
  • 環境再生プラザにおいて専門家派遣・モニタリング支援(説明・測定・資料作成支援)等を実施中

(2)前年度までの実施状況

項目 H29年度実績
(H28年度実績)
①自治体職員や相談員等の活動の支援 (ア)職員向け研修会 77回(52回)
(イ)専門家派遣 47回(41回)
②住民の放射線に関する理解醸成の支援 (ア)住民セミナー 72回(27回)
(イ)車座意見交換会 62回(24回)
(ウ)個人線量測定の支援(WBC) 83日(8日)
(エ)リスクコミュニケーション拠点(長崎大、弘前大)による活動 -
(オ)ガンマカメラを活用した除染に関するリスクコミュニケーション支援事業 184台・日
(186台・日)
③環境再生等に関する情報発信 (ア)環境再生プラザの移動展示 42件[55日]
(78件[92日])
(イ)環境再生プラザの専門家派遣 142件(208件)

(ウ)テレビ

  • 「なすびのギモンPart5」(全8回)を放送
    ※Part1からPart4も含め、「なすびのギモン」動画ページから視聴できます
  • 特別番組「いのち、つなぐ 楢葉町・木戸川の今」を放送

(エ)ラジオ

  • 「福島再生へのみち」(全26回(FM局13回、AM局13回))を放送
    ※以下の番組ページから視聴できます。
    FM局AM局(ラジオ福島)

(オ)まんが

  • まんが「なすびのギモン」のシリーズ第4作「環境再生のあゆみ」編を作成
    ※これまでの3作(「身の回りの放射性物質」編、「健康影響」編、「食品」編も含め、まんが「なすびのギモン」コーナーから読むことができます。

(カ)イベント

  • 「くるまざカフェ」および「ふくしま“みち”さがし」を実施
    ※除染や福島の環境再生に取り組む様々な方々と情報交換を行い、経験を共有する体験型のイベント(くるまざカフェ)と本イベントの参加者・関係者も交えたシンポジウム(ふくしま“みち”さがし)です。
    ※詳細については、「くるまざカフェ」ページから見ることができます。

(キ)環境再生プラザの企画展示

  • 福島環境再生事務所の職員等による『作品展』(H29.2~7)」、「除染と地域交流(H29.7~H29.12)」、「木戸川流域の環境回復(H29.12~H30.3)」を実施。
    3月27日より「ふくしま“みち”さがし」をテーマに実施中。
    ※詳細については、「企画展示 ふくしま‟みち″さがし」ページから見ることができます。

バックナンバー

■2024年の「データでみる福島再生」

■2023年の「データでみる福島再生」

■2022年の「データでみる福島再生」

■2021年の「データでみる福島再生」

■2020年の「データでみる福島再生」

■2019年の「データでみる福島再生」

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