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環境再生レポート

Vol.36

2022年1月6日

施設間の協力で、震災を知らない世代へ伝える、
大震災と放射線

福島県内では、義務教育課程において学年毎に放射線授業が実施されています。環境再生プラザは、除染などの放射性物質対策の基盤となる放射線の理解促進の一環として、これまで放射線授業の実施をサポートしてきました。
震災から10年が経過し、子供たちは震災を知らない世代になりつつあり、なぜ放射線を学ぶのか、その前提として東日本大震災と原子力災害について話をする必要があります。
このような状況のもと、2021年12月、浜通りにある「特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま」と連携協力し、浪江町立なみえ創成小学校で全学年を対象とした放射線授業をサポートしました。
授業は、1・2年生では、震災を知らない世代向けに環境再生プラザが新たに制作した紙芝居「なにがおきたの?大しんさい」をリプルンふくしまのスタッフが読み聞かせし、これに連動して、教師から当時の出来事や体験について話がなされました。


「なにがおきたの?大しんさい」表紙


紙芝居と教師による体験談のコラボ

3・4年生では、環境再生プラザの専門家と学校をオンラインでつなぎ、放射線の基礎について講義しました。また、教室内では、放射線が身近にあることを知る目的で、静電気を起こして自然の放射性物質を集めた風船とランタンに使われるマントルを線源として、放射線を可視化できる霧箱の実験をしました。


専門家とのオンライン学習


霧箱で放射線の飛跡を観察

5・6年生では、簡易な測定器を使って空間の放射線を測定、また、学校の校庭に設置してあるリアルタイム線量計を題材として、その数値や単位の意味などについて解説しました。


リアルタイム線量計について学ぶ


放射線の数値や単位について解説

環境再生プラザでは引き続き、さまざまな機関と連携しながら、放射線に関する理解促進をサポートしていきます。

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