常磐自動車道（常磐富岡IC～浪江IC）の開通について｜常磐自動車道における除染｜除染の状況（除染特別地域）

常磐自動車道　常磐富岡IC～浪江IC間の開通について

環境省が平成24年12月より実施した「常磐自動車道除染等工事」は、平成25年6月をもって終了しました。
併せて、NEXCO東日本による復旧・整備工事が行われた結果、平成26年2月22日の常磐富岡IC～広野IC再開通、平成26年12月6日の浪江IC～南相馬ICに続き、平成27年3月1日には常磐富岡IC～浪江ICが開通しました。

常磐富岡IC～浪江IC間は、最も線量が高く、除染前に最大35.9µSV/hありましたが、平成27年1月時点で平均1.1µSv/h、最大でも4.8µSv/hとなり、「除染方針」の目標の空間線量率を大きく下回っていることを確認しました。これは環境省による除染作業に加え、NEXCO東日本が実施した路盤の工事舗装による遮へい効果等が働いた結果です。
除染とインフラ整備との一体的施工により、同区間では約9,000m³の除去土壌の発生が削減できたと試算されました。

放射線量のモニタリングについて

常磐富岡IC～浪江IC間の整備工事が行われたことを受け、環境省では、路面舗装等の効果による線量低減を期待した「除染方針」の達成状況を確認するため、モニタリングによる走行サーベイを実施しました。その結果、当該区間において、「除染方針」の目標の空間線量率を大きく下回っていることを確認しました。
（供用時に概ね3.8µSv/h以下を目標とする区間は、平成27年1月の測定で平均0.5～0.7µSv/hに、供用時に概ね9.5µSv/h以下を目標とする区間は平成27年1月の測定で平均1.8～2.1µSv/hとなりました。）