平成28年12月26日掲載
福島県湯川村について
湯川村は、会津のへそとも言われるように、会津盆地の中心に位置しており、東に秀峰・会津磐梯山を仰ぎ、西に春日八郎の故郷会津坂下町、南は白虎隊で有名な会津若松市、北には「蔵とラーメンのまち」で有名な喜多方市にそれぞれ接している交通の要所です。
村の人口は約3,200人、世帯数は約900世帯、村の面積は16.37平方Kmで、福島県内で一番小さい自治体です。
なお、標高は約180mで山が無い村であることも特徴となっています。
春は、雪どけの間から「ふきのとう」や「つくし」が顔を出し、桜や梅の花が咲き、5月になると一斉に田植えが始まり、村は緑の絨毯となります。
夏は、アスパラ・トマト・きゅうり・なす・スイカ・桃など、野菜や果物が豊富に収穫されます。また、近くの猪苗代湖ではマリンスポーツや湖水浴が楽しめます。
秋は黄金色に染まった稲を収穫します。日本一の食味を有すると自負しているコシヒカリをはじめとした湯川村の米は、米の反あたりの収穫量は県内一を誇っています。
冬は、近くに多くのスキー場があり、ウィンタースポーツを楽しむ人達で賑わいます。
『みんなが「元気」で「安心」して暮らせる村』を目指して
湯川村は、国による航空機モニタリング調査の結果、村内全域において毎時0.23μSv以上であることが確認されたため、平成23年12月に汚染状況重点調査地域の指定を受けました。これにより湯川村除染実施計画を策定し、その実施計画に基づき、除染を実施しました。特に子どもたちが利用する教育施設の除染については、実施計画策定に先立ち、指定後すぐに着手し、平成24年度はじめには村内全ての教育施設で除染を完了しました。
また、公共施設の除染のほか、地域住民の協力による住宅、通学路、集落公園等の除染も実施し、平成24年11月には県内一早く除染を完了しました。
除染後の測定では、実施したすべての箇所で十分な低減効果があることが確認できました。
県内一面積が小さい湯川村では、除染作業により発生した除染土壌を保管する仮置場を設置する場所がなく、仮置場設置箇所の確保については大変苦労しました。地域住民の方々の汚染に関する関心も高く、不安を解消し、理解を頂くまで何度も住民説明会を開催し、苦労の末、仮置場を設置することが出来ました。
仮置場設置後は、毎日モニタリング検査を実施しており、その結果を公表することで、住民の方々の不安解消に取り組んでいます。
おいしいお米と豊かな風土 みんなで創ろう 笑顔あふれる 湯川村
すり鉢状に広がる会津盆地、四方の山々から湧き出る様々な源流の水は、湯川村に集まります。
その豊かな水が米づくりに最適な土壌をつくり上げ、日本一の食味を有すると自負しているコシヒカリをはじめとした美味しい湯川米が生産されます。
お米の祭典「湯川村新米祭」は、新米試食会、稲刈り体験、湯川薬師太鼓の演奏、サンバカーニバルなど沢山の催しです。
さらに、平成28年10月9日(日)に行われた湯川村新米祭では、「町おこしニッポン」で、ギネス世界記録「同時におにぎりを作った最多人数976人」を達成いたしました。
湯川村には朝ごはん条例があります。
この条例は、朝ごはんに「湯川村のお米」を食べましょうというもので、本村は、県内有数の米どころでありますので、村民自らが率先して、朝ごはんに湯川村でとれたお米を食べて、正しい食生活習慣を身につけ、心身の健康増進を図ることを目的としています。
また、湯川村では、ふるさと納税制度を活用して、農業(農家)を支援しています。
歴史・文化
勝常寺は807年、伝教大師(最澄)の論敵として有名な法相宗の硯学徳一上人によって開かれた東北を代表する古刹。創建当初の寺院名は詳らかではないが、中世以後勝常寺としている。創立された当時は七堂伽藍が備わり、多くの附属建物が立ち並んで十二の坊舎と百余カ寺の子院を有する一大寺院であったと伝えられています。
勝常念仏踊り
(湯川村無形民俗文化財)
踊りは念佛を唱えながら夢中になって踊り狂うのが本来の姿であるといわれています。
一遍上人の世に無学の民衆に伝えようと太鼓、鉦に拍子を合わせ、手を舞い足を踏む踊りを信仰と供養に導き、併せて天下泰平と五穀豊穣を祈願しています。
湯川村 イメージキャラクター
「湯川村ファミリー」