令和6年3月29日掲載
福島県新地町について
新地町は福島県浜通りの最北端に位置し、北と西は宮城県、南は相馬市、東は太平洋に面しています。西部の阿武隈系からのびる丘陵の間の平地に、市街地や田畑、果樹園が広がり、自然環境が豊かで、四季を通じて温和な気候に恵まれています。
町の中央部を国道6号とJR常磐線が南北に走り、新地駅と駒ケ嶺駅を有しています。また、常磐自動車道新地インターチェンジがあり、首都圏や仙台圏につながっています。
産業は農業が中心で、米、野菜、果樹、花き、畜産、種苗など多岐にわたり、町の基幹産業になっています。
新地町の除染
新地町では、平成23年12月28日に汚染状況重点調査地域に指定されたことを受け、「新地町除染実施計画」を策定しました。
放射線量が毎時0.23マイクロシーベルト以上の新地町立保育所、小学校、中学校や公園、住宅地、牧草地等の除染を行いました。
住宅地については、局所除染を先行的に取り入れ作業を行いました。
平成28年度には仮置場から除染土壌等を国の中間貯蔵施設へ搬出しました。
新地町のうみ
釣師防災緑地公園
「減災」・「交流促進」・「震災アーカイブ」機能をテーマに、子どもから大人まで楽しめる防災緑地公園です。周辺には海・温泉があり、多くの遊具と自然の中で一日中楽しめます。パンプトラックやBBQ 広場・オートキャンプサイト・ドッグランも併設しています。
海釣り公園
釣り好きから家族連れまで安全かつ気軽に釣りが楽しめる海釣り公園です。相馬共同火力発電所の温海水により水温が高く、季節によって色々な魚が集まります。
釣師浜海水浴場
美しい砂浜と遠浅でおだやかな波のビーチは、ファミリー層に大人気です。
新地町のさと
チューリップ祭り
約40品種、30,000本が咲き誇る新地町の春の風物詩です。開催中はチューリップの販売も行われます。
白幡のいちょう
近づけばカメラに収まらないほどの巨木で、樹下に白幡神社の祠があり神秘的です。伊達政宗が新地に攻めてきた際に持っていたイチョウのムチを逆さにさしたものであるという伝説から「さかさいちょう」とも呼ばれています。
新地町のやま
鹿狼山
福島県と宮城県の県境に位置し、標高430mと低山でありながら、頂上からの眺めが見事で、四季を通じて登山の楽しめる山です。「鹿狼山」の名は、その昔、この地には鹿と狼を連れた手長明神が住んでいたという言い伝えに由来します。貝を好むこの神は、その長い手を伸ばして太平洋の貝を採って食べ、手長明神が食べた貝が「新地貝塚」になったという伝説が残っています。
新地Garland まぁるの庭
鹿狼山の登山口近くに位置し、バラをはじめ四季折々の花木、草花を楽しむことができます。ガーデンからは太平洋が一望でき、まさに絶景をご覧いただけます。
新地町の復興まちづくり
観海タウンしんち
新地駅周辺地区「観海タウン」では、環境産業共生型のまちづくりを進めています。新地エネルギーセンターで、相馬港のLNG基地から送られてくる天然ガスを利用してエネルギー(熱・電気)を生産し、地域内の施設へ供給しています。自立的な“地産地消のエネルギー利用”を通して、災害に強い安全安心な地域づくりを実現し、また、交流促進や環境学習の機会づくりなど町の活力づくりへと役立てる取り組みを行っています。
新地町の伝統文化
福田十二神楽
福田諏訪神社の例祭に扇神子舞、獅子舞などを奉納します。出雲系法印神楽(いずもけいほういんかぐら)という福島県ではめずらしい神楽です。福島県重要無形民俗文化財に指定されています。毎年5月3日に開催されます。
新地町の特産・おみやげ
いちご
甘さと酸味のバランスがいい、甘酸っぱく爽やかな味わいのいちごです。
ミニトマト
カラフルで鮮やかな見た目が楽しいと大人気! 味も色(種類)によって様々です。
ニラ
新地町のニラは葉肉が厚くて柔らかいため、炒め物や鍋などさまざまな料理の名脇役としておいしさを引き立てます。
いちじく
新地町のいちじくは柔らかな果肉とほどよい甘さが特徴で、様々な商品に加工されています。
純米吟醸 鹿狼山
新地産のお米、ひとめぼれを使って醸造したお酒で、ピリッと辛みが効いて、すっきりとした後味と程よい香りが食事をおいしくします。通常よりフルーティーで、さらにすっきりとした生タイプは12月下旬~2月末のみ期間限定で販売しています。