令和5年3月31日掲載
福島県三春町について
三春町は福島県のほぼ中央部、中核市である郡山市から東へ約9km、阿武隈山地の西すそに位置しています。
町のほとんどが標高300mから500mの丘陵地で、ゆるやかな山並みが続いています。気候は内陸性で、冬の降雪は少なく、夏もあまり暑くないため過ごしやすいのが特徴です。
三春町の除染
三春町では、平成23年12月1日に「三春町除染実施計画書」を策定し、同月28日に汚染状況重点調査地域の指定を受けました。これにより、実施計画に基づく除染作業を平成29年3月まで行いました。
仮置場の設置選定には大変苦労しましたが、地域住民の協力により町内6箇所に造成して、安全に廃棄物を保管することができました。令和3年1月には、保管した廃棄物、全量を国の中間貯蔵施設等へ搬出しました。
三春町のご当地グルメ
三春グルメンチ
肉厚でビタミンCとEが豊富な三春町の特産「ピーマン」を使ったご当地グルメのメンチカツです。中華風の味つけがしてあり、「ソースのいらないメンチカツ」として、ご飯がすすむ食卓を彩る一品です。町内のお肉屋さんでぜひご賞味ください。通販サイト「ぎゅぎゅっと。みはる」でも購入することができます。
ブルーベリー園
三春町内には6か所のブルーベリー園があり、様々な種類のブルーベリーが実をつけます。真夏の空の下、自分で摘み取りその場で食べるブルーベリーは格別な味わいです。開園期間は、6月中旬から8月中旬で、摘み取り以外にもたくさんのブルーベリー加工品がありますので、ぜひ摘み取りに合わせてご賞味ください。
2023年1月には福島県立田村高等学校の生徒と(株)かんのや、三春ブルーベリー倶楽部が三春産ブルーベリーを使用した新商品スイーツを開発し、テスト販売を行いました。
三春の里田園生活館
三春の里田園生活館には、田園生活の豊かさ、楽しさを実感して欲しいという願いが込められており、この地が育む四季折々の自然の恵みを感じられる施設です。
農産物直売所「かご市」では、地元の農家のみなさんが作ったものを販売しており、地元の食材を使ったお食事処や気軽に入れる入浴施設もあります。また、ドッグランやグランドゴルフ、ロッククライミングなどもありご家族で楽しむことができます。
三春町の自然
三春滝桜
日本三大桜に数えられる三春滝桜は、大正11年10月12日に桜の木としては初めて国の天然記念物に指定された名木です。薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、その様はまさに流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ぶようになったといわれています。推定樹齢1,000年を超える巨木に可憐な花が咲き誇るさまは、見る者を圧倒する美しさです。
三春ダム(さくら湖)
三春ダムは、福島県のほぼ中央を流れる阿武隈川の右支川である大滝根川に、さまざまな役割を果たすダムとして完成しました。暮らしを潤し、地域の発展につなげていくために幅広く活用されています。ダムサイト左岸は、春を彩る2,300本の桜が植樹された「さくらの公園」、右岸には、秋を彩る1,600本のモミジが植樹された「もみじ山公園」が整備されています。さくら湖周辺では、(株)モンベルと三春町が連携して、豊かな自然を活用したアウトドア拠点の整備を進めています。
三春町の歴史
城山公園・三春城跡
三春城は永正元年(1504)に戦国大名の田村義顕が築いたと伝えられられ、急峻な岩山の上に築かれた要害堅固な山城でした。城跡はお城山と呼ばれおり、2017年4月には続日本100名城に選定され、現在では「城山公園」として整備し、城下町三春のシンボルとして町民に親しまれています。また、三春城をVRとして再現しており、ストリートミュージアムをダウンロードして現地を訪れると、ありし日の三春城をパノラマVRでお楽しみいただけます。
自由民権運動(河野広中)
明治時代初め、人々が国政に参加し、自由と権利を獲得することを目的として自由民権運動がはじまり、全国的に広がりました。三春町出身の河野広中が多くの同士と民権運動に参加し、活動を行うことで三春は東北地方における自由民権運動の中心地となりました。三春町歴史民俗資料館では河野広中をはじめ民権家の遺品や関係資料を展示してあります。
三春町のマスコットキャラクター
「こまりん」