令和6年3月29日掲載
(画像は全ていわき市提供)
福島県いわき市について
いわき市は、福島県の東南端に位置し、南端は茨城県に接しています。東は太平洋に面しているため、寒暖の差が比較的少なく、気候に恵まれた地域です。地形は西方の阿武隈山地(標高500~700m)から東方へゆるやかに低くなり、平坦地を形成。夏井川や鮫川を中心とした河川が市域を貫流し、太平洋に注いでいます。
いわき市の除染
いわき市では、平成23年12月に「いわき市除染実施計画(第1版)」を策定し、同年12月28日に汚染状況重点調査地域の指定を受けました。これにより、実施計画に基づく除染作業を平成29年11月末に完了しました。除去土壌などの保管については、保管場所の選定や地区住民の合意に困難を極めましたが、地区住民の協力のもと、市内41カ所の仮置場(積込場)を設置し、安全に保管することができました。令和3年度末には保管した除去土壌などの全量を国の中間貯蔵施設へ搬出しました。
いわき市の観光
温暖な気候と多彩な観光資源に恵まれたいわき市は、一年を通して多くの観光客でにぎわいます。四季折々の豊かな自然や魅力的なイベント、美味しい食でおもてなししています。
フラシティいわき
市の魅力を市内外に広く発信し、都市イメージの明確化と市ブランド力を高めるため、いわきの「フラ文化」に着目し「フラシティいわき」をブランドイメージにしたシティセールスを展開しています。
いわき市の文化財
いわき市には、国・県・市指定の284件(うち市指定196件)の文化財のほか由緒ある文化遺産が数多く残っています。いわき市を形成してきた先人の足跡である文化財を大切に保存し、後世に正しく伝えていきます。
国宝 白水阿弥陀堂
平安時代末期に建立された建造物です。極楽を具現化した浄土式庭園を伴い、ハスの花が咲く時期や紅葉の時期など、一年を通して美しく幻想的な姿を楽しめます。
じゃんがら念仏踊
いわきの夏の風物詩を代表する踊りです。亡魂鎮送・災厄退散のため新盆の家を練り歩きます。勇ましい踊りといわきの民謡を取り入れた念仏、リズミカルな太鼓や鉦の音が重なり、心地よい音色に夏の訪れを感じます。
いわき市のスポーツ
一年を通して温暖な気候で、広大な土地を持ついわき市には、多くのスポーツイベントが開催されています。そこには生き生きとした場と多くの笑顔が生まれています。
いわきサンシャインマラソン
例年2月に開催され、多くのランナーと大会を支えるボランティアでにぎわいます。海沿いの風景を楽しめるほか、イチゴやトマト等のいわき市の特産品も味わえるなど、いわきならではのおもてなしが特徴のマラソン大会です。
復興サイクリングロード いわき七浜街道
東日本大震災後に整備された防潮堤や既存の国・県・市道などを活用した総延長約53kmのサイクリングルートです。白砂青松が広がる美しい海岸を楽しめるルートとなっています。
フラガールズ甲子園
フラガールのふるさと、フラシティいわきにおいて開催される全国高等学校フラ協議大会では、多くのフラガールたちが踊りを披露します。
いわき市の食
豊かな自然が育む地の幸、海の幸、山の幸など、いわきが誇る四季折々の味覚が満載。
いわきのめぐみ
いわき市は温暖な気候と日照時間に恵まれ、さまざまな農作物が栽培されています。冬期でも比較的雪が降らないことからハウス栽培が盛んに行われており、近年では養液栽培によるトマト栽培が増え、東北有数のトマトの産地になっています。また露地栽培の野菜は秋冬に出荷されるものが多く、特に明治時代のはじめ頃から栽培されているネギは歴史も長く、県内トップクラスの生産量を誇ります。
●主な農作物の旬の時期
トマト(周年)/ネギ(周年)/梨(8~11月)/いちご(12~5月)/米(9~11月)/いちじく(9~11月)/とっくり芋(伝統野菜)(11~1月)
いわき常磐もの
福島県や茨城県の沿岸海域は、寒流と暖流が交わる豊かな漁場が広がっており、そこで水揚げされる水産物は「常磐もの」と呼ばれ、首都圏などで高く評価されてきました。これらの水産物や水産加工品、水産関係者を「常磐もの」として地域ブランド化し、多くの方へPRするなど、消費・販売拡大に努めています。
●魚の旬の時期
メヒカリ(春)/カツオ(初夏~秋)/サンマ(秋)/カレイ(冬)ほか