令和8年9月17日掲載
福島県石川町について
石川町は、福島県中通り地方南部の石川郡中央に位置し、現在の人口は約13,200人、面積は115.71㎢です。主要道路としては、町を縦断する国道118号線が北は須賀川市や郡山市、南は茨城県水戸市まで至り、町の中心部を起点に、西へは主要地方道白河石川線が、東へは主要地方道いわき石川線が走っています。また、平成13年には、東北自動車道の矢吹ICと磐越自動車道の小野ICを結ぶ福島空港道路(あぶくま高原道路)の開通に伴い、町の北端に石川母畑ICが設置されるなど、主要高速道路へのアクセスも強化されています。鉄道網としては、JR水郡線が国道118号線に沿って南北に走り、町中央部のJR磐城石川駅と北西部のJR野木沢駅を多くの町民が利用しています。
石川町の除染
石川町では、放射能対策として、平成23年7月~8月の第1次調査、同年11月~12月の第2次調査など合計8回の500mメッシュ調査を行い空間線量率の分布の把握に努めました。また、平成23年12月28日には汚染状況重点調査地域の指定を受け、平成24年2月に「石川町除染実施計画」を策定しました。本町では実施計画に基づき除染を行い、平成29年2月に除去土壌の中間貯蔵施設への搬出を完了しています。
石川町の自然
石川町は、阿武隈地域の豊かな緑と清らかな水の流れなどの美しい自然に包まれ、長い歴史と伝統を紬ぎながら、石川地方の中心都市として発展してきました。標高は270mから570mで、町の北西部の阿武隈川、社川流域に広がる比較的標高の低い平坦な地域と、町の中東部、阿武隈高地の西端となる中山間地に二分されます。この中山間地を流れる北須川と今出川流域に市街地が形成され、両河川が合流する町の中央部に商店街や文教施設などが所在しています。気候は、年間平均気温約14℃と比較的温暖で、降雪も少なく、風速も年間平均1.6m/Sと穏やかです。
いしかわ桜谷
町の中心部を流れる北須川・今出川沿いには2,000本の桜が咲き誇り、幾重にも連なる姿は「いしかわ桜谷」と呼ばれ、多くの観光客で賑わいます。
高田桜
県指定天然記念物で樹齢約500年にもなるエドヒガンサクラ。高さは11.5m、幹回りは6.5mの巨木です。4月の中頃に濃いピンク色の花を満開に咲かせます。
石川町の歴史
町の歴史は古く、約1万5千年前の旧石器時代後期から人々の営みが確認されています。特に鳥内遺跡は東北地方弥生文化研究の先駆けとなる重要遺跡として福島県の史跡に指定されました。中世には石川氏がこの地を長く支配しましたが、豊臣秀吉の奥羽仕置きにより退去させられ、領主のいない江戸時代を迎えました。石川の中心部は商工業者の集まる町となり、浜通りと中通りを結ぶ結節点、宿場として発展しました。このような庶民による活動の中から、人々の話し合いの気風が生まれ、明治時代には東北地方最初の政治結社「有志会議(後の「石陽社」)」が結成されるなど自由民権運動の中心地として、全国的にその名が広まりました。
鈴木重謙屋敷
石川町では1875(明治8)年に東北地方最初の政治結社「有志会議(後の「石陽社」)」が結成されるなど自由民権運動の中心地として、全国的にその名が広まりました。この有志会議の事務所となったのが町指定文化財である鈴木重謙屋敷及び門です。平成29年度に母屋の復原工事が行われ、今では「郷土教育の場」「にぎわいの場」として親しまれています。
石川町の魅力
石川町にはその自然や文化から様々な魅力が生まれています。
鉱物
石川町の自然で注目されるのは、本町中心部に広がる花崗岩中から産出される鉱物です。その結晶の大きさ・美しさと種類の豊富さは国内随一で、「日本三大ペグマタイト鉱物産地」にも数えられ、中には、外国の博物館に展示されている鉱物もある程です。また、近年、日本地質学会が選定した「県の石」には、この「石川のペグマタイト鉱物」と石川町も含まれる「阿武隈高地の片麻岩」が選定され、「鉱物」そして「岩石」の町として一層知名度が高まっています。
温泉
石川町ではラジウム含有量の多い湯が沸きだし、その湯が「母畑・石川温泉郷」を生み出しました。ラジウム温泉は通常「弱放射能泉」と表示され、微量の放射能が含まれて地上に湧き出しています。皮膚や呼吸器からラドン(ラジウムの気体)を吸収することで、鎮静効果や循環器障害の改善、血圧低下などの効果があるといわれています。「母畑・石川温泉郷」は母畑・猫啼・片倉・塩ノ沢温泉から形成されており、町内外の温泉客が足を運んでいます。
祭り「石都々古和気神社例大祭」
950年の歴史を誇るこの祭札は、毎年9月に2日間にわたり開催されます。御神体が納められた神社御神輿が八幡山山頂にある神社から御仮屋へお下がりになり、奉納受けを行います。各町内の旗場を渡御し、夕刻、神社へお上がりになると、大通りでは各町の神輿による御神輿パレードが始まり、祭りは最高潮に達します。
「八槻市」
11月に五穀豊穣を祈願する近津神社秋季例大祭に合わせて立つ市。人々が柚子や生姜などを買い求め、冬に備えます。













