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茨城県牛久市のレポート

平成29年6月15日掲載

茨城県牛久市について

かつて江戸時代には水戸街道の宿場町として栄えた牛久は、昭和41年に首都圏近郊整備地帯としての指定を受けて以来、首都圏の衛星都市として住宅建設を進めてきた。東京から50キロメートルの距離にあり、常磐線や国道6号でアクセスできる立地条件のよさから、近年ますます飛躍的な発展を遂げてきた。
市内には全国に10カ所しかない「自然観察の森」の1つである「牛久自然観察の森」があるほか、茨城観光百選に名を連ねる牛久沼に隣接し、遠く筑波山を望めるなど、自然豊かな環境にある。また、パワースポットとしても人気の「牛久大仏」は、ニューヨークの自由の女神像(約40メートル)をはるかに凌ぐ120メートルという世界一の高さを誇り、ギネスブックにも公認されている。

除染実施計画に基づく除染措置完了
平成28年9月

平成29年の大相撲一月場所では、牛久市出身の関取・稀勢の里が初優勝をかざり、第72代横綱に昇進。町は祝賀モードで大いに盛り上がっている。

圏央道の開通により、ますます人気が高まる「牛久大仏」。
大仏様の胎内を拝観でき、高さ85メートルの胸部までエスカレーターで上ると、晴れた日にはスカイツリーや富士山が望める。

除染実施計画に先駆けた迅速な対応

牛久市では、すみやかな放射線量率の把握と除染に努めるため、平成23年5月に「牛久市放射能対策会議」を発足させ、放射能に関して市としての方針や対策を協議し始めた。翌6月には「放射線に関する牛久市の方針」を定めた。

同年8月に国が行った航空機モニタリング調査結果と除染関係ガイドラインに基づき、空間放射線量率を調査した結果、市内全域で空間線量率が毎時0.23µSv*以上であることが確認された。そのため、除染実施計画の策定より先に、日常生活の中で子どもが多く利用する施設や場所を最優先に除染を行うことにした。公立学校などは平成23年8月の夏休みに、私立幼稚園などと公園も含め、子どもの利用頻度が高い環境については、同年度中に除染を概ね完了させた。
* µSv…マイクロシーベルト

その後、平成23年10月に市環境政策課内に放射能対策室を設置。市民に安心・安全を提供し、長期化が予想される放射能問題に対応するため、総合的な取り組みを始めた。同23年12月に汚染状況重点調査地域の指定を受けた後、翌24年5月に除染実施計画を策定し、以降は同計画に基づき除染の実施を行った。計画前に行っていなかった公園や公共施設などは平成26年3月に、住宅は平成27年1月に除染を完了させた。

内部被ばくへの不安の声に応じたリスクコミュニケーション

目に見えない放射性物質への市民の不安を軽減するため、平成23〜25年度にかけて、大学や研究所などから講師を招いた講演会や学習会を計7回実施した。延べ4000名以上の市民に、放射性物質と健康被害について詳しい情報提供を行った。

さらに並行して、子どもの健康を守るとともに、内部被ばくに関する市民の不安軽減を目指して、ホールボディカウンタ検査と甲状腺検査の助成を行い、市民に受検する機会を提供した。

ホールボディカウンタ検査は、平成24〜25年の2カ年を中心に8030名の受検があった。甲状腺検査は平成29年3月までに181名が受検。これほどの規模で内部被ばく検査を実施している自治体は、県内では牛久市だけである。いずれの検査からも、健康被害が出ていないことが明らかになり、市民の安心感につながった。

食の安全・安心については、風評被害対策として、市の放射性物質測定で国の規制値を下回った農産物に貼る「測定済」のオリジナルシールを平成23年度に作成し、生産者に配布した。シール配布は終了したが、農家から依頼のあった農産物については、引き続き放射能測定を行っている。家庭菜園などで収穫した農産物についても同様だ。

小中学校および保育園の給食についても、当日および翌日使用する食材を測定しホームページで公表を続けている。

市民に親しまれる河童をモチーフに町を活性化

東日本大震災で牛久市が被ったのは放射性物質のリスクだけではない。明治36年に日本初の本格的なワイン醸造場として完成し、平成20年には国の重要文化財に指定されている「シャトーカミヤ」も、煉瓦壁体に亀裂が入るなど著しい被害を受けた。安全性の観点から一部休業にせざるを得なかったが、平成28年3月、無事に復旧工事が完了した。

原材料となる葡萄の栽培から瓶詰めまでを一貫生産する醸造場だけに認められた称号「シャトー(フランス語で城の意味)」の名にふさわしく、明治西洋建築の品格あふれる赤煉瓦造りの重厚なたたずまいが、再び市民の目を楽しませることとなった。

完成当初は、6000本のブドウ苗が植えられ、収穫されたブドウでワインを醸造。
現在はワインの瓶詰めとともに、地ビールの生産もしており、敷地内のレストランで味わえる。

夏になれば、風物詩とも言える「うしくかっぱ祭り」で町は賑わいを見せる。昭和56年8月に開催された「ふるさと祭り」を前身として産声をあげた市内最大のお祭りだ。

首都圏のベッドタウンとして人口の増加が著しい牛久町(当時)は、先祖以来牛久の地で生活する人々と、他地域から移り住んで来た人々が入り混じっていた。新旧住民それぞれの心の触れ合いや交流を目的に生まれたのが「かっぱ祭り」だ。以来、ほぼ毎年夏に開催され、平成29年には第36回を迎える。「かっぱ祭り」のメイン行事は、夕方から始まる「河童ばやし踊りパレード」。2日間で1万人以上の踊り手が約2時間にわたって会場を練り歩き、最大の見所となっている。

市の南西に隣接する牛久沼は「河童の里」とも呼ばれ、古くから「河童松」や「河童の秘薬」など河童にまつわる伝説が語り継がれてきた。牛久市民にとって河童は親しみのあるものだけに、祭りの名前にもその名がつけられることとなった。

7月の最終土曜と日曜に開催される「うしくかっぱ祭り」。
「やっぺ、やっぺ」はやし言葉が飛び交い、独特のリズムでコミカルに踊るパレードは圧巻。

バイオマス産業を軸とした災害に強い町づくり

市政として力を入れているのがエネルギーの地産地消だ。牛久市は平成20年3月、県内で最初のバイオマスタウン構想を公表した。

耕作放棄地を再生して菜の花を栽培し、採種油を学校給食に提供。その廃油でバイオディーゼル燃料(BDF)をつくり、市の公用車やコミュニティバス「かっぱ号」などに使用している。近隣自治体との協定によるBDFの供給など、広域的な取り組みも評価され、平成26年6月には、内閣府、総務省等7府省が定める「バイオマス産業都市」に認定された。

今後も、地域の特色を生かしたバイオマス産業を軸として、太陽光発電、蓄電池や次世代自動車導入促進の取り組みなども組み合わせ、「災害に強く地球温暖化を防止する地域循環型社会」の実現を目指していく考えだ。

バイオマス産業都市に認定された牛久市では、市の公用車の燃料としてもバイオディーゼル(BDF)を積極活用。
東日本大震災のガソリン不足時には、BDF車が大活躍した。

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