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トップページ > 除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗 > 除染措置完了市町村について > 茨城県東海村のレポート

茨城県東海村のレポート

平成26年7月3日掲載

茨城県東海村について

東海村は、茨城県北部に位置する人口約3万8千人規模の村。村の北側は久慈川をはさんで日立市、西側は那珂市、南側はひたちなか市と接し、東側には太平洋に沿って白砂の砂丘が広がる。年間を通じて温暖な気候であり、豊かな水と緑に恵まれた村である。また、村内には、伊勢神宮の内宮にあたる「茨城一の宮・大神宮(だいじんぐう)」や、弘法大師によって創建されたと伝えられる「村松山(むらまつさん)虚空蔵堂(こくうぞうどう)」等の寺社仏閣をはじめ、石神城の跡地につくられた「石神城址公園」、8基の古墳からなる「真崎古墳群」等、歴史的な資源が多く残る。さらには、200本の満開の桜を見物できる「東海さくらまつり」や、毎年8月に開かれ3000発の花火が夜空を彩る「東海まつり」、村の特産品であるさつま芋の収穫を祝う「I〜MO祭り」等、四季を通じて豊かな自然を楽しむ祭りやイベントが開催される。

除染実施計画に基づく除染措置完了
平成26年3月

一方で、原子力関連事業所が多く立地する最先端の科学の村としても知られており、「げんでん東海テラパーク」や「原子力科学館」等、科学の面白さを体験し原子力や放射線について学べる施設も充実しており、連日親子連れでにぎわいを見せる。

原子力産業の重要な拠点であり、豊かな歴史的資源を守り続ける東海村に、村が取り組んだ除染の努力を聞いた。

村独自で子どもの生活に関連する89施設の空間線量率の測定を実施。
文化財の除染は専門家の意見をもとに慎重に進める。

東海村は、平成23年8月に国が行った航空機モニタリング調査の結果、概ね毎時0.2µSv*以下の地域であることが確認された。しかし、村は、子どもの安心・安全を考慮し、平成24年度に学校や公園等子どもの生活に関連する89施設の空間線量率を独自に調査した。その結果、一部の公園等で毎時0.23µSvを上回る施設が確認されたため、汚染状況重点調査地域として指定を受け除染に着手した。
放射性物質汚染対処特措法(以下「法」という。)に基づき除染が実施されたのは、「豊岡なぎさの森」と「真崎古墳群公園」の2施設であり、平成25年度に除染等の措置を開始し、平成26年3月末までに完了している。除染の対象となった「真崎古墳群公園」には、8基の古墳が点在しており、文化財である古墳にダメージを与えないよう専門家の意見を参考に慎重に除染作業が進められた。
また、村は、法に基づき除染を実施した上記2施設以外にも、公園等の子どもの生活に関連する施設において、局所的に空間線量率が高い箇所についても、村独自で除染を実施し、平成25年度にこれを完了している。
除染実施後の各施設における平均的な空間線量率は、平成26年3月末時点で、毎時0.23µSvを下回っているが、現在も月に1回の頻度で、モニタリングを継続している。さらに村は、幼稚園、保育所、学校、公園等の子どもの生活に関連する60施設においても、定期的にモニタリングを継続しており、その結果を村のホームページで公表し、住民が安心して生活を送れるよう、積極的な情報公開に努めている。
* µSv…マイクロシーベルト

蓄積された知見をいかし細やかなリスクコミュニケーションを実施。
専門家の協力のもと市民の不安解消に努める。

原子力に関する多くの専門機関が立地している東海村では、以前より、講演会の開催や各種関連資料の全戸配布等を行い、住民への原子力や放射線に関する情報提供を積極的に展開してきた。東京電力福島第一原子力発電所事故(以下「事故」という。)が発生した後も、これまでに培われた知見をいかし、積極的かつ細やかな放射線対策とリスクコミュニケーションに取り組んできた。村は、平成23年11月より、村内のコミュニティセンターと保健センター計7箇所に、3ヶ月に1度、放射線相談員を派遣し住民を対象とした個別相談の場を設けている。放射線相談員は、村内の原子力関連事業所のOBが務め、専門的な立場から放射線による健康影響や空間線量率の解釈等の相談に応対し、住民の不安解消に努めている。
また、事故後、住民より放射線による子どもの健康影響を懸念する声が多く寄せられた。村では、住民からの声に応え、子どもの健康維持と安心・安全を確かなものとするために、平成24年11月より、村独自で甲状腺超音波検査を実施している。対象は、平成9年4月2日~平成23年4月1日生まれの住民で、これまでに、希望した3,600人が受診している。また、平成26年4月には、筑波大学より甲状腺の第一人者である、原 尚人教授を講師に迎え、受診結果の正しい解釈と理解の促進を目的に、小児甲状腺に関する講演会を開催した。村は、平成28年度に同検査の再実施を予定している。
さらに、給食食材のスクリーニングについても、平成23年11月より実施し、現在も継続している。測定結果は、給食が提供される当日の午前中に、測定の対象となった学校に通知するとともに、村のホームページで公表し子どもの安心・安全の確保に努めている。

この他、住民への放射線測定器の貸出しや、自家栽培された農作物および、井戸水の放射性物質の濃度測定ついても、平成23年11月より、住民からの要望に応じ実施、その結果を住民にフィードバックしている。また、これらの計測結果は、村のホームページでも適宜公表を行っている。

新たなアイディアで村の「顔」となるスイーツの開発に挑戦。
風評被害を払拭し安全で美味しい特産品のさらなる普及を目指して。

茨城県はさつま芋の栽培面積・生産量がともに全国で第2位の産地である。特に、東海村では、ひたちなか市と並び、紅はるかやいずみ等の品種を使用したほしいもの生産が盛んで、日本一の産地として知られている。東海村の水はけのよい土地と海風の吹く風土が、ほしいもに適したさつま芋を育て、100年以上の間、伝統的な生産が続いている。しかしながら、震災以降、東海村のほしいもは、放射性物質の検査結果が国の基準値を下回っているにもかかわらず、風評被害により、取引価格が下落する等の影響があった。村はこれを受け、村産のほしいもをはじめとする農産物を、これまで通り消費者に安心して口にしてほしいという思いのもと、村内外で開催されるイベントへの参加や、放射性物質の検査結果をホームページ上で公開する等、安全性について積極的な情報公開やPRを展開してきた。その努力もあり、出荷量は震災前の水準に戻りつつあるが、村は、風評被害の払拭と農産物の販売促進を兼ね様々な取組を継続している。その取組の一つが、東海村産のさつま芋やほしいもを使用して、村の顔となる新たなスイーツを企画・製造する「東海村の新しい顔づくりプロジェクト」である。このプロジェクトは、2013年9月に発足し、村内の生産者や事業者、団体等が参加、マカロンやショコラ等が開発され、現在も商品化に向けて改良が進んでいる。

最先端の科学、豊かな自然といにしえの歴史が共存する村。
四季を通じた祭りやイベントを開催し交流人口の拡大を図る。

東海村は、「J-PARC」等の最先端の科学技術研究施設が集積する村として知られているが、村内には160箇所もの遺跡が残り、石器や土器、埴輪が数多く出土している。また、寺社仏閣も村内に多数点在している。和銅元年(708年)に創建され、江戸時代に水戸光圀公(水戸黄門)が神殿を造営した「茨城一の宮・大神宮」は、伊勢神宮の内宮にあたることから茨城の「お伊勢さん」として親しまれ、近年パワースポットとして人気が高い。また、この大神宮に隣接する、「村松山虚空蔵堂」は、大同二年(807年)に弘法大師によって創建されたと言われる。三重県伊勢の朝熊山金剛証寺、福島県柳津の霊厳山円蔵寺とともに日本三体虚空蔵尊の一つとして知られ、年間を通して、県内外から厄払いや出世開運を祈願する参拝者が多く訪れる。これら2つの歴史的な寺社仏閣の右側は太平洋に面し、なだらかな白い砂丘と約34万本の黒松林を有する「村松海岸」が広がる。「村松海岸」は、日本の白砂青松百選**にも選ばれた美しい海岸で、野鳥も多く、茨城県の自然環境保全地域に指定されており、散策エリアとしても人気が高い。

茨城の「お伊勢さん」として親しまれる「茨城一の宮・大神宮」

「村松山虚空蔵堂」では立春の前日に歳男、歳女による豆まきが行われる。
難儀・邪気を除き福を招くとされる

また、四季折々の美しい自然を背景に開催される三大祭りは、村内外から多くの観光客を誘致し交流人口の拡大に貢献している。毎年4月に阿漕ヶ浦公園で開催される「東海さくらまつり」では、200本のみごとな桜を見物できる。夜間にはライトアップされた夜桜が、幻想的な雰囲気を生みだし、来場者を魅了する。また、毎年8月には、「東海まつり」が開催される。JR東海駅東口が歩行者天国となり、模擬店やイベントブースが数多く出店、神輿や東海音頭のにぎやかなパレードが祭りを盛り上げる。3000発の大輪の花火が夜空を彩り、東海村の真夏の風物詩として人気が高い。平成7年からスタートした「東海I〜MOまつり」は、村の特産品であるさつま芋をテーマにした茨城県で唯一のいもの祭りであり、毎年収穫時期である11月に開催される。いも堀り等の親子で楽しめる人気企画や、採れたてのさつま芋を使った料理が堪能できるとあって、例年家族連れでにぎわう祭りである。

「I〜MOまつり」でふるまわれるさつま芋の入った具だくさんのふるさと大鍋

「東海まつり」。歩行者天国には出店や
イベントブースが並び、毎年にぎわいをみせる

「東海さくらまつり」では日没から21時まで
200本の桜がライトアップされる

除染を終了した東海村では、最先端の原子力拠点としてこれまで培った知見を最大限に活用し、住民の安心・安全の確保に継続的に努めるとともに、豊かな観光資源と新たなアイディアで村の魅力作りに日々取り組んでいる。

** 日本の白砂青松百選…社団法人・日本の松の緑を守る会が選定した、100箇所の日本の景勝地。

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