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企画展示 浪江町

環境再生プラザの企画展示コーナーでは、浪江町の暮らしや仮設住宅に避難している主婦の皆さんが作成した手芸品などをご紹介しています。また、2011年3月11日の東日本大震災の被害や東京電力福島第一原子力発電所の事故による全町避難となった中でも協力し合い、除染作業を実施しながら復興に向けて進んでいる浪江町の今をご紹介しています。

【展示期間】 平成28年11月2日(水)~
【展示協力】浪江町
【連携機関等】 それいゆなみえ

浪江町長からのメッセージ

浪江町長 馬場有
浪江町長 馬場有

浪江町は、福島県の最東端に位置し、東は太平洋、西は阿武隈山系の稜線まで延び、海と山と川の自然に恵まれ、大堀相馬焼が代表されるように歴史と伝統を大切にする資源を生かした町です。

春には陶芸の杜おおぼりで「大せとまつり」を、秋には請戸川での「さけ祭り」や、新町通り等の中心街での「十日市祭り」を行っており、多くの方にご来町いただいておりました。

東日本大震災及び東京電力福島第一発電所事故から5年7ヶ月が経過し、現在も全町民が避難生活を強いられております。
浪江町では、平成29年3月の避難指示解除を目標に向け、除染作業や生活基盤整備等の様々な問題の解決に向け日々取り組んでおり、本年9月には特別に宿泊をすることが出来る「特例宿泊」、さらに11月には、ふるさとへの帰還に向けた準備の為の「準備宿泊」の実施と、復興への歩みを一歩一歩着実に進めております。

今回の環境再生プラザでの展示によって、浪江町の復興への取組みや、浪江町への町民の想いを多くの方に知っていただけることを願っております。

展示物のご紹介

震災前の浪江町

こちらのコーナーでは、浪江町の震災前の様子と、2011年3月11日に発生した東日本大震災の状況を紹介しています。
浪江町は、福島県の最東端に位置し、面積は223.10㎢と双葉郡総面積の4分の1を占め、東は太平洋、西は阿武隈山系の稜線まで延びており、海と山と川に囲まれ、自然に恵まれた、歴史と伝統を大切にする資源を生かしたにぎわいのある町で、震災前の浪江町でのまちづくりや歳時記などを紹介しています。

東日本大震災による被害と、除染状況

こちらのコーナーでは、東日本大震災で震度6強の激しい揺れとともに最大15mの津波が押し寄せ、6平方キロメートルが浸水した浪江町の被害状況・原子力被害・町民の避難状況について紹介しています。
また、復興にむけて取組んでいる除染の進捗状況や除染様子についてなどを紹介しています。

復興計画と、復興のあゆみ

こちらのコーナーでは、浪江町が掲げる復興方針や避難指示解除に向けた取組みとして「平成29年3月までに最優先に取組むべき16の課題」、復興を進めている浪江町の取組みについてのあゆみ、全国各地に避難する住民への支援などについて紹介しています。

手芸品展示コーナー

こちらのコーナーでは、二本松市にある浪江町の仮設住宅の一つ「岳下住民センター仮設住宅」自治会・婦人部の皆さんによる〝それいゆなみえ″の活動を紹介しています。
「それいゆなみえ」の主な活動は、巾着袋やティッシュケースなどの小物を作り、それを販売して婦人部の運営などに役立てています。布の切れ端などを組合わせて作っているので、一つとして同じものがない、手作りならではの温かみが魅力な手芸品を展示しています。

浪江町の方々へのメッセージ記入スペース

復興に向けて様々な取組みをしている浪江町の方々へのメッセージをご記入いただいています。

企画展示終了後、メッセージをご記入いただいた横断幕は、浪江町に寄贈させていただく予定です。


(同時開催)「東日本大震災・原子力災害」パネル展

【展示協力】 福島県生涯学習課

「東日本大震災・原子力災害」パネル展

サロンコーナーでは、東日本大震災を乗り越え、今に至るまでの記憶の風化を防止するため、写真展示などをしています。

企画展示アーカイブ