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企画展示 飯舘村

環境再生プラザの企画展示コーナーでは、飯舘村の暮らしや古くから伝わる伝統芸能などをご紹介しています。そして2011年3月11日の東日本大震災の被害や東京電力福島第一原子力発電所の事故による全村避難となった中でも協力し合い、除染作業を実施しながら復興に向けて進んでいる飯舘村の今を知っていただくことができます。
※こちらの展示は終了いたしました。

【展示期間】 2014年8月25日(月)~2014年11月3日(月)

【展示協力】 飯舘村

【連携機関等】 やまゆりの会

飯舘村長からのメッセージ


飯舘村長 菅野典雄

飯舘村は、村民が心を一つにして「までいライフ」を進めてきた村です。
それが今回の東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、想像だにしなかった全村避難となってしまいました。しっかりとした除染が行われ、一日でも早く、一歩でも二歩でも本来の飯舘村に近づけたいものと思っていますし、「ふるさと」あっての私たちであります。

このような状況を多くの方に知ってもらうため、除染に当たっている環境省が、この環境再生プラザに、飯舘村の展示コーナーを設けてくださることは大変ありがたいことですし、時宣を得たものでもありましょう。村民の復興に対する前向きさやふるさとへの熱い思いを知っていただけるものと思います。

願わくは、この展示コーナーが多くの方の目に留まり、村の復興のみならず、福島の復興の一助となればと願っているところです。

展示物のご紹介

飯舘村と「までい」

こちらのコーナーでは、飯舘村についてご紹介しています。

飯舘村には、古くより使用されている「までい」という言葉があります。「までい」とは「真手」と書き、左右揃った手・両手という由来があり、じっくりと、手間暇惜しまず、慎ましく、もったいないという意味があります。そんな飯舘村の「までいライフ」についてご覧いただけます。

震災前の様子、震災と復興

こちらのコーナーでは、飯舘村の震災前の様子と、震災から避難、復興に向けての取組みをご紹介しています。

飯舘村には、震災前、1,700世帯、約6,000人が自然とともに暮らしていました。2011年3月11日 東日本大震災が発生し、全村民が避難を強いられました。現在、村では、「村内の復旧」「復興に関する事業」「その情報発信」を進めています。「までいの力」を大切にし、村民一人ひとりの復興を支援する飯舘村の取組みをご覧いただけます。

伝統芸能のご紹介

こちらのコーナーでは、悠久の時の流れで育まれた飯舘村の伝統芸能についてご紹介しています。

村指定無形民俗文化財に指定されている「比曽の三匹獅子舞(ひそのさんびきししまい)」や、「赤坂の神楽(あかさかのかぐら)」、「佐須の虎捕太鼓(さすのとらとりだいこ)」、県指定重要無形民俗文化財に指定されている「大倉の田植踊(おおくらのたうえおどり)」など、現世代に継承されている飯舘村の郷土芸能を知ることができます。

現在の飯舘村の様子

こちらのコーナーでは、飯舘村の除染の進捗情報や除染の様子、現在の様子を知ることができます。

工芸品展示コーナー(やまゆりの会)

こちらのコーナーでは、飯舘村・松川第2仮設住宅の佐藤さんの「このままではいけない。何とかしなきゃ」という思いでスタートした「やまゆりの会」の皆さんが作られた工芸品を展示しています。

丹精込めて作られた「一閑張(いっかんばり)」による作品をご覧いただけます。

飯舘村の方々へのメッセージ記入スペース

復興に向けて様々な取組みをしている飯舘村の方々へのメッセージをご記入いただいています。

企画展示終了後、メッセージをご記入いただいた横断幕は、飯舘村に寄贈させていただく予定です。

企画展示アーカイブ