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パート1 第8回 『除染後のくらし』

第8回

「除染後のくらし」について なすびの解説

除染が終わった後の暮らしについて、帰村宣言に先んじて川内村に戻られた小野田さん御夫妻の御自宅にお邪魔して、今の暮らしについてお聞きしました。
避難先での暮らしは何かとストレスを抱えがちだったが、自宅に戻った事で、生き甲斐を取り戻せてストレス無く暮らせているとのことでした。
県外出身の小野田さん御夫妻。「終の住み処に川内村を選んだ」との一言には、福島が地元じゃない方だからこその、重みや温かささえも感じられました。
そして今では、震災前と変わらずに、自宅の裏で作った野菜を美味しく食べられることが幸せ、美味しいと言って食べてもらえることが何より嬉しいと、笑顔が印象的でした。

実は昼食を、小野田さんのお宅で御馳走になりました。
御自慢の野菜の数々、ナスの共食いは勿論ですが、トマトもキュウリも、そして生でも食べられたトウモロコシも、地元の米で握られたおむすびも、全部が全部、本当に美味しかったです。
奥様が手塩に掛けて育てたという、ベランダのデッキから見下ろせるお庭の花畑。
撮影していた時に近所の方が見学に来たりもしていて、とても綺麗でした。
去年は見られなかったという緑の田んぼ。
青々として風に棚引く風景は目にも鮮やかでした。
徐々に取り戻しつつある震災前の普段の川内村。
本当に取り戻すためには、まだまだしなければならないことはたくさんありますが、福島県全体で取り組まねばならないことも含めて、地道に取り組むそんな今の福島県の姿を、全国に発信していきたいとの気持ちがさらに高まりました。

ふくしまへの想い出演者紹介

  • 川内村
    復興対策課
    井出寿一さん

    井出寿一さんの写真

    川内村役場に勤めて40年。
    現在、村の復興と除染に尽力している。

「ふくしまへの想い」を見る

今回番組に登場した用語解説

ゼオライト
天然の鉱物の一種。ゼオライトの持つ機能にイオン交換作用というものがあり、この作用によりゼオライトには放射性物質に汚染された水や土壌からセシウムやストロンチウムという放射性物質を吸着する効果があり、放射性物質除去の対策として利用されている。ゼオライトは通常ナトリウムイオンなどと結びついているが、より交換優先順位の高い物質とイオン交換する性質があり、優先順位は、セシウム>ルビジウム>カリウム>アンモニウム>バリウム>ストロンチウム>ナトリウム>カルシウム>鉄>アルミニウム>マグネシウム>リチウムの順になっている。つまりセシウムを最優先で吸着する。
不検出(ND=Not Detected)
放射性物質濃度が検出限界値(測定機器で検知できる放射性物質濃度の最低値)に満たないこと。

第8回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」とその回答

ギモン

除染も進み、徐々に避難区域が見直されるなどの動きもありますが、それでも震災以前の生活を取り戻すために、フォローアップ除染が必要とされたり、さらには森林除染のあり方も改めて問われています。
そちらに向けた具体的な方針と指針を知りたいです。

環境省除染渉外広報室

最近、「除染をしたけれども、国が目標としている空間線量率の毎時0.23マイクロシーベルト以下にならなかったので、再度、除染したい」という要望も出されています。

国としては、長期的な目標として追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下となることを設定していますが、毎時0.23マイクロシーベルトという値については、一定の仮定に基づいて、追加被ばく線量が年間1ミリシーベルトになると考えられる空間線量率を推定したものです(※)。この毎時0.23マイクロシーベルトという値について、汚染の状況等によっては、除染だけで即時に達成することが困難な場合もあります。その主な要因は、除染対象物の性状や除染手法によって低減効果が異なることや、周囲からの放射線の影響を受けていることなどが考えられますので、同様の手法により再度除染を実施したとしても、空間線量をさらに下げる効果は低いと考えられます。

また、住宅周りの森林除染においては、従来の除染措置のほか、新たな手法を実施することで、空間線量を下げることが可能な場合があることも明らかになってきました。このため、従来の方法のみでは除染の効果が得られない場合、新たな除染方法の適用を可能にするという方針を出したところです。

(※)追加被ばく線量の年間1ミリシーベルトと毎時0.23マイクロシーベルトについて

追加被ばく線量年間1ミリシーベルトを、以下の仮定に基づき一時間当たりに換算すると、毎時0.19マイクロシーベルトとなります。

■仮定:
1日のうち屋外に8時間、屋内(遮へい効果(0.4 倍)のある木造家屋)に16 時間滞在するという生活パターンとする

■換算式:
毎時0.19μSv × (8時間 + 0.4 × 16 時間) × 365日 = 年間1mSv

<更なる解説>
① 年間1mSv = 年間1000μSv
② 年間1000μSv ÷ 365日 ≒ 一日あたり2.74μSv
③ 一日あたり2.74μSv ÷ (8時間 + 0.4 × 16 時間) ≒ 毎時0.19μSv

この追加(事故由来)分である毎時0.19マイクロシーベルトに、自然放射線分である毎時0.04マイクロシーベルトを足した量が、毎時0.23マイクロシーベルトとなります。
毎時0.19μSv + 毎時0.04μSv = 毎時0.23μSv

■参照 追加被ばく線量年間1ミリシーベルトの考え方(環境省)
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=18437&hou_id=14327

よくわかりました。「環境省除染渉外広報室」さんありがとうございました!

第8回撮影時の様子写真ギャラリー

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