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パート5 第6回 「除染土壌の輸送管理はどうしているの?」

第6回

「除染土壌の輸送管理はどうしているの?」について なすびの解説

最近、福島県内の高速道路等で、除染土壌等を中間貯蔵施設に搬入するトラックを見かける機会が増えました。
そんな中で今回は、除染土壌の輸送管理の現状について、取り上げる事になりました。

環境省では、中間貯蔵施設への除染土壌等の輸送は福島県の再生と復興に不可欠と捉えているので、仮置場での積み込みから、大熊町や双葉町の中間貯蔵施設への搬入までを一貫して管理しています。

いわき市にある輸送統括管理センターでは、除染土壌を輸送している車両の状況を監視していて、その輸送車両にはGPS端末が搭載されており、輸送中の車両の位置情報をリアルタイムに監視しているので、輸送中に何かあった場合には、すぐに対応できる体制を整えているとの事です。
こちらの輸送統括管理センターには、以前にもお邪魔したんですが、その時より、輸送車両を監視しているモニターの精度が上がっていて、輸送車両の状況をより詳しく確認できるようになっていました。

輸送中の安全対策としては、輸送業務に携わる運転手や管理者に対して事前の研修を実施していたり、三春、差塩、ならはの各パーキングエリアには、輸送車両の休息専用の駐車マスが整備されていたりもします。

他にも、仮置場出発前には、仮置場から搬入する除染土壌等が入った大型土のう袋の放射線量を測定し、輸送車両の主要なルート上にはモニタリングポストを設置しているそうです。
さらには、輸送終了後に輸送車両のスクリーニングを実施していて、放射線量に大きな変化がないか、再度確認しているとの事です。
輸送車両通過時の沿道で増える被ばく線量は、実際に測定された結果によれば、きわめて小さい事が確認されているとの事でした。

除染土壌等の輸送は、仮置場からの積み込み、中間貯蔵施設への搬入まで一貫した管理がなされていて、輸送統括管理センターでは、輸送車両をリアルタイムに監視して、何かあった場合に備えています。
また、高速道路のパーキングエリアでは、輸送車両専用の駐車スペースが確保されていたり、輸送時の放射線量を、輸送前、輸送中、輸送後と細かく段階に分けて測定していたりと、様々な面で対策がなされている事が理解できました。

今回番組に登場した用語解説

中間貯蔵施設
放射性物質を含む土壌や廃棄物を、最終処分するまでの間、安全に集中的に管理・保管する施設。
【中間貯蔵施設に貯蔵されるもの】
  • 除染に伴い生じた土壌、草木、落葉・枝、側溝の泥等(可燃物は原則として、焼却して、焼却灰を貯蔵)
  • 上記以外の廃棄物(廃棄物1kg当たり放射能濃度が10万ベクレルを超えるものを想定。可燃物は原則として、焼却して、焼却灰を貯蔵)

第6回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」

ギモン

去年のうちに、福島市内の私の実家近くにあった仮置場から、除染土壌の搬出が完了したのを確認しました。
現在、県内での、仮置場からの除染土壌の搬出の進捗状況を知りたいと思いました。

除染情報プラザ(現 環境再生プラザ) アドバイザー青木さん

福島県内の仮置場からの搬出は、平成27年度より試験的に開始され、このパイロット輸送では5万m3程度を輸送しました。

さらに平成28年度は20万m3程度を輸送し、今年度(平成29年度)は、50万m3程度を予定しており、順調に進捗しています。
各市町村の今年度の詳細搬出状況は下記ウェブページに掲載しておりますので、ご確認ください。
中間貯蔵施設情報サイト 平成29年度の輸送

よくわかりました。青木さんありがとうございました!

第6回撮影時の様子写真ギャラリー

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