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パート3 第3回 『仮置場の管理はどうなっているの?』

第3回

「仮置場の管理はどうなっているの?」について
なすびの解説

白河市での仮置場の管理について、ご担当者にお話を聞いてきました。

白河市では、合併前の4市村ごとに仮置場を設置しています。その管理は、白河市・事業者に加えて、地域の自治会が作る監視委員会の三者で行っているとのことでした。監視委員会では、仮置場の空間線量率を毎週一回計測している他、仮置場近くの川の水も採取し、放射性セシウムの濃度を測定していました。それらの測定結果は市に報告するだけでなく、地区の行政センターの掲示板等でも公表していて、全ての測定結果を誰でも見ることができる状態になっていました。

また、数値だけでは仮置場が具体的にどのように管理されているのか住民の方々には分かりづらい面もあるので、監視委員会が中心となって地域の人たちと連携し、仮置場周辺での草刈りやごみ拾い等を年に数回実施し、仮置場の管理状況等も見てもらっているとのことです。実際に見ていただくことで、管理の状況が伝わり、安心感が得られているとのことでした。

白河市では、これからも地域住民が仮置場の管理に関わっていただき、監視を続けて行くとのことでした。

今回番組に登場した用語解説

仮置場
除染作業で集めた土や草などの除去物を袋に入れて、一時的に保管する場所のこと。
空間線量率
空間線量とは、空間における放射線の量(強さ)で、一般に大気、大地からのガンマ線、宇宙線等が含まれる。単位時間当りの線量を線量率という。
空間線量率についての補足はこちらをご覧ください。
放射性セシウム
「放射線を出す性質」をもつ物質の一つ。今回の原発事故では、主に放射性ヨウ素と放射性セシウムが放出され、そのうち長く残存する放射性セシウム(セシウム134とセシウム137)の影響が、問題となっている。

第3回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」とその回答

ギモン

今回の白河市、そして以前お話をお聞きした川俣町でも、仮置場の管理に住民の方が参加していることがわかりました。仮置場の管理に住民の方が参加することで理解が得られているなか、今後仮置場から中間貯蔵施設へ搬出する際の安全性について、地域住民の方々の理解を得られる取り組みがなされているのか知りたくなりました。

環境省

仮置場から中間貯蔵施設への輸送は、現在、パイロット輸送(試験輸送)を行い中間貯蔵施設の保管場に搬入されるまでの安全かつ効率的な輸送について検証を行っているところです。

今後は、本パイロット輸送の検証結果を踏まえて関係市町村と連携し、住民の皆様に安心頂ける輸送計画の策定や情報の発信等に取組んでまいります。

よくわかりました。「環境省」さんありがとうございました!

第3回撮影時の様子写真ギャラリー

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