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パート2 第9回 『除染後の暮らし ~川内村編~』

第9回

「除染後の暮らし ~川内村編~」について なすびの解説

川内村で生まれ育った大和田さんは、震災後に奥様と村内で避難暮らしをされていましたが、2014年4月26日の長期宿泊許可を機に、ご自宅に戻ってこられました。今は震災前のような暮らしを取り戻そうと野菜作りなどに励んでおられます。

自分たちで苦労して耕した土地。除染された土地をそのままにしておくのももったいないからと、ご自宅に戻ってからは以前と同じように、奥様と一緒に無農薬による白菜や大根等の野菜作りを再開されました。買って食べるより作って食べたいし、何より野菜作りは楽しい、と笑顔でお話をして下さいました。
作った野菜はちゃんと放射線の検査をしていて、結果は全て基準値を下回っていて大丈夫だったとのことで、久しぶりに自分で作った野菜は新鮮でおいしい、と喜びをかみしめておられました。
一方で、同じ地区の31軒のうち戻ってきているのは、大和田さん御夫妻を含めてまだ5軒と、やはり寂しさを感じているとの胸の内も明かされました。まだ避難されている皆さんも、いつか川内村戻ってきて、以前と同じような近所付き合いが出来たらとの期待も口にされていました。

私たちの訪問を本当に快く受け入れ、優しく、そして温かく迎え入れてくださったお気づかいがとても嬉しかったです。大和田さん御夫妻が帰村された思いをうかがい、私自身もまずは、一歩踏み出して前に進むこと、そして諦めずに続けて行くことが大切なのだろうと、改めて思いました。

今回番組に登場した用語解説

避難指示解除準備区域
避難指示区域のうち、年間積算線量が20ミリシーベルト以下になることが確実であると確認された地域。

第9回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」とその回答

ギモン

前回は都路地区、今回は川内村と規制解除された地域で帰還された方々と直接お目にかかり、話をうかがう中で、様々なものが見えてきました。
これから規制が解除される地域が抱えている帰還に向けた問題点や、避難されている住民の方々が帰還に際して持つ不安や悩みにはどういったものがあるのかが気になりました。

除染情報プラザ(現 環境再生プラザ) アドバイザー青木さん

復興庁、福島県、地元自治体などの関係行政機関は、避難者の方々の帰還意向も含めたさまざまな意識調査を行ってきています。
それらの結果から、帰還のために、日常生活を支える医療や商業サービス、道路や鉄道学校などインフラの整備が欠かせません。また、働く場所の確保も必要です。これらに対しては、国、県、市町村が力を合わせ、さらに民間企業やNPO団体などの協力を得ながら、住民の方々が不安なく帰還後の暮らしが送れるように提供できるようにすることが求められます。

一方で、放射線や原発事故収束への不安があります。これらの不安に対しては関係する事業者や機関が、最大限、住民の方々の不安の低減につながるよう取り組みを継続して実施していくことが不可欠であることは言うまでもありません。
いずれにせよ、住民の方々が抱えている不安や悩みを丁寧に伺いながら、解決のための最善策を見出し、それを着実に実現していくことが求められているのではないでしょうか。

よくわかりました。青木さんありがとうございました!

第9回撮影時の様子写真ギャラリー

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