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パート4 第2回 『仮置場から放射性物質がもれることはないの?』

第2回

「仮置場から放射性物質がもれることはないの?」について なすびの解説

除染で出た土等が大量に持ち込まれる仮置場。
今回は、仮置場から放射性物質がもれる事はないのかを調べてきました。

仮置場では、除染で出た土等を大型の土のうに入れ、それを並べて積んである訳ですが、放射性物質がもれ出たりしないように、集められた大型土のう全体を、放射性物質や水を通さない非常に丈夫な遮水シートで覆っていました。
構造としては、先ず全体の下にその遮水シートを敷き、その上に土のうを置く。下のシートは、土のうを下から包み込むようになっていて、さらに上からも雨水が入らないように遮水シートをかぶせている。最終的には、その上下のシートがしっかりと溶着され、放射性物質や水ももらさない構造になっているので、仮置場の中から放射性物質が直接もれ出たり、仮置場の地表や地下水を汚染することはないという事でした。

地下水に、実際にもれ出していないかは、仮置場の上流と下流に観測のための穴を掘り、そこから水をくみ上げていて、その地下水に放射性物質がもれ出ていないか検査をしていて、ちなみに今まで、仮置場の地下水から放射性物質が検出された事はないとの事でした。

仮置場の中には、パイプが出ているものもあります。このパイプから、放射性物質がもれ出ていないかも気になりました。このパイプは、放熱管といって可燃性の草木等の仮置場に装備されていて、草木は発酵すると温度が高まり、ガス等を発生させるので、その発生した熱やガスを排出させて、安全性を確保するためのもので、熱やガス以外は排出されず、放熱管から放射性物質が放出される事はなく、実際にパイプ近くの線量を測っても、低い放射線量しか検出されませんでした。
仮置場に持ち込まれた除染で出た土等は、丈夫な遮水シートで全体を包み込むように覆われていて、そこから放射性物質が地表や地下水にもれ出ている事はなく、地下水の定期点検でも安全性が確保されていました。
又、放熱管からも放射性物質はもれ出ていなかったですし、仮置場では、放射性物質がもれ出ないように万全の体制をとっている事が理解出来ました。

今回番組に登場した用語解説

仮置場
除染作業で集めた土や草などの除去物を袋に入れて、一時的に保管する場所のこと。
放射性物質
「放射線を出す性質」をもつ物質。2011年3月の福島第一原発事故では、主に放射性ヨウ素と放射性セシウムが原子炉から放出され、そのうち長く残存する放射性セシウムの影響が、問題となっている。温泉に含まれているラドンやラジウム、動植物に含まれているカリウムなども放射性物質であり、もともと自然界に存在している。カリウムを多く含まれる食品を食べることにより体内にも取り込まれている。
福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質の状況等についてはこちらをご覧ください。
放射性セシウム
「放射線を出す性質」をもつ物質の一つ。今回の原発事故では、主に放射性ヨウ素と放射性セシウムが放出され、そのうち長く残存する放射性セシウム(セシウム134とセシウム137)の影響が、問題となっている。

第2回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」とその回答

ギモン

仮置場から放射性物質をもれ出ないように万全の体制をとっている事は理解出来ましたが、今回は、土のうが地上に積み重ねられている形の仮置場でしたが、土のうが地下に埋められている形の仮置場はどのような構造になっていて、どういった点検や検査が行われているのでしょうか?
又、私たちはどういった形で、その結果や情報等を知る事が出来るのでしょうか?

環境省

半地下型や地下型の仮置場についてもガイドラインに基づいて、地上型と同様に放射線量の測定や水質検査などが行われています。
また、測定結果は、各自治体によって公表の方法は異なりますが、ホームページや広報誌などで公表していることが多いです。

よくわかりました。「環境省」さんありがとうございました!

第2回撮影時の様子写真ギャラリー

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