動画を見る
パート8 第1回 「輸送車両ってどうして何台も並んで走っているの?」
第1回
「輸送車両ってどうして何台も並んで走っているの?」について なすびの解説
除染で出た除去土壌等の中間貯蔵施設への輸送が進んできている中、県内のいたるところで、緑のゼッケンを付けた輸送車両を見かける機会も増え、日常的な光景にさえなってきました。
その光景を見ていて気付いたのが、輸送車両が何台か並んで走行している事が多く、今回は、その理由を環境省の担当者の方にお聞きしました。
先ず第一に、輸送車両の走行中の安全を確保するために、2~3台で隊列を組んで走行しているとの事で、もし万が一、何かあった場合に、関係機関への報告と対応が協力してスムーズにできるように配慮がされているとの事でした。
また、高速道路上でも同じように何台かが隊列を組んで走行している事があります。
現在、県内25市町村から、一日約2800台の車両が輸送を担っているので、車両が集中しないように出発時間をずらしたり調整して走行しているものの、どうしても高速道路の利用時間帯が重なってしまう事もあり、そういった場合でも、交通法規を順守し、車間距離を充分に確保して、一般車両優先での走行を、輸送車両の運転手の方にはお願いしているとの事でした。
環境省は、2021年度末までに帰還困難区域を除く地域からの、除去土壌等のおおむねの運搬完了を目指し、安全第一で輸送を実施していて、その取り組みを県民の皆さんに知ってもらうために、私が出演しているテレビやラジオのCMを通した、広報活動も行っています。
中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送には、高速道路上などで車両が集中しないように調整して走行していて、もしもの緊急事態に備え、2~3台で隊列を組んで走行している事が分かりました。
これからも、何より安全第一での輸送をお願いしたいと思いますし、輸送完了までの間、県民の皆さんにも御理解と御協力をお願いできればと思います。
今回のテーマがより分かる
参考資料・動画集
第1回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」
除染で出た除去土壌等の中間貯蔵施設への輸送完了の具体的な目標が、2021年度末となっている訳ですが、これまでに中間貯蔵施設へ運搬された総量がどうなっているのか?
その最新の進捗状況を知りたいと思いました。
以下のホームページで最新の進捗状況を公開しています。
・データで見る福島再生
https://josen.env.go.jp/plaza/info/data/data_2011.html
・データで見る福島再生 輸送の進捗状況
https://josen.env.go.jp/plaza/info/data/pdf/data_2011_05.pdf
・中間貯蔵施設情報サイト
https://josen.env.go.jp/chukanchozou/transportation/
第1回撮影時の様子写真ギャラリー
-
環境省金田さんとなすび
-
隊列を組んで三春PAに入ってきた輸送車両
-
一定の車間を空けて出発する輸送車両