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パート7 第4回 「中間貯蔵施設は 今 どうなっているの?②」
第4回
「中間貯蔵施設は 今 どうなっているの?②」について
なすびの解説
今回は、前回に続いて、中間貯蔵施設の現状を環境省の担当者の方にお聞きしました。
そして今回は、中間貯蔵施設の整備と稼働の状況について、詳しく聞くことができました。
中間貯蔵施設を建設するための用地ですが、現在、7割を超える土地を取得できているとの事で、提供された土地で施設の整備が進められていますが、立地されている大熊町と双葉町の住民の方にとっては苦渋の選択で、そのお気持ちを考えると、福島県の復興のために多大なる犠牲を払って下さっている方がおられる事を、決して忘れてはいけないと思います。
昨年は、私も実際に中間貯蔵施設を訪れましたが、除染で出た除去土壌をふるい分けて、草木を取り除く、受入・分別施設は、去年3施設が新たに稼働したとの事で、現在、合計9施設が稼働していて、受入・分別施設でふるい分けられた土壌を貯蔵する、土壌貯蔵施設は、現在、7工区が稼働していて、今年度中に新たに1工区が稼働予定で、年度内に8工区が稼働するとの事でした。
また、分別された草木や可燃物については、その量を減らすために、まず仮設焼却施設で焼却され、焼却された灰は、仮設灰処理施設でさらに高温で溶かされて、溶融で最後に残った灰は、廃棄物貯蔵施設での保管となります。
仮設焼却施設と仮設灰処理施設は、それぞれ2施設ずつ、廃棄物貯蔵施設は、3施設整備できていて、各施設ともに今年3月から処理と貯蔵を開始しているそうです。
県内の除染で出た除去土壌等の総量、約1400万m3の中間貯蔵施設への輸送は、2022年3月までの完了を計画しているので、その受け皿となる、これらの施設の整備と稼働を、安全第一で進めているとの事でした。
中間貯蔵施設の現状として、大熊町と双葉町の皆様のご理解のもとに用地の取得が進んできていて、受入・分別施設と土壌貯蔵施設のほとんどは整備され稼働中で、可燃物を焼却する焼却施設と、残った灰を溶融させる灰処理施設、溶融された灰を貯蔵する廃棄物貯蔵施設は今年度中には運転を開始するとの事で、2022年3月までの、中間貯蔵施設への除去土壌の輸送完了に向けた取り組みが進んでいる事を理解できました。
今回のテーマがより分かる
参考資料・動画集
第4回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」
私も実際、現地に足を運びましたが、中間貯蔵施設がどのように運用されているのかを広く知ってもらう事は、今の福島県の復興にとって、非常に重要だと思います。
中間貯蔵施設の見学はどのような方法で行われていて、どのくらいの方が見学に訪れているのかを知りたいと思いました。
大熊町に設置の中間貯蔵工事情報センターでは、見学会を月1回実施しています。そこでは、見学専用のバスに乗車し、工事の進捗などを説明しながら、施設の様子をご覧いただくことができます。見学会は2019年2月から開始し、これまで250人の方が参加されました(2020年2月時点)。
第4回撮影時の様子写真ギャラリー
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仮設灰処理施設
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なすびの結論の撮影②