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パート6 第1回 「除去土壌の輸送はどうなっているの?」
第1回
「除去土壌の輸送はどうなっているの?」について なすびの解説
仮置場の早期解消に向けて、除去土壌の中間貯蔵施設への輸送が本格化している中、除去土壌の輸送の現状がどうなっているのか、環境省の方にお話を伺いました。
担当者の方によると、2018年度は、約180万立方mの輸送を計画しているそうです。
除去土壌を運んでいるトラックを見かける機会が増えている中、気になるのが輸送中のトラックの安全対策。
先ず、トラックの前面には緑のゼッケンを付け、併せて左右と後方にも表示をしていて、除去土壌を輸送しているトラックという事が一目で分かる様になっています。
また、ペースカーとして速度を遵守しているだけでなく、全ての輸送トラックを輸送統括管理センターでGPSを使って監視しており、状況や台数はリアルタイムで把握されています。さらには、運転手や作業従事者の方に安全運転や放射線についての研修等も行っているとの事でした。
他にも、輸送の状況等を知ってもらうために新聞広告やテレビCMを制作していて、広報活動も積極的に取り組んでいます。
輸送トラックが通る事によって、放射線量が上昇していないか懸念もされますが、輸送ルート上の放射線量のモニタリングをしていて、輸送トラックが通過する事での追加被ばく線量は、基準値を大きく下回っている事を確認出来ているとの事でした。
さて、『なすびのギモン』も今回でパート6になりました。
パート6の初回は、除去土壌の輸送トラックについてでしたので、基本的にはおさらいでしたが、トラックは規制速度を遵守して、とにかく安全運転を徹底させていて、様々な取り組みを通じて何より安全第一での輸送を行っています。
地域住民の皆さんに輸送状況等を知ってもらうために、色々な広報活動にも積極的に取り組んでいて、私が出演しているものもあるので、是非一度、Webを御覧になってみて下さい。
今回のテーマがより分かる
参考資料・動画集
第1回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」
これ迄に、どれ位の量が中間貯蔵施設に搬入されたのか?
また、残りの量はどれ位なのか?
そして全体量の何%くらいの搬入が済んでいるのか?
2018年10月に集計した時点では、輸送対象物量(※)は約1400万m3です。2018年12月18日時点で、約193.2万m3が搬入済(全体の約13.8%)なので、約1,207万m3が残りとなります。
これらの情報は、中間貯蔵施設情報サイト内で、最新のものが確認できます。
https://josen.env.go.jp/chukanchozou/transportation/
※中間貯蔵施設への搬入済量(国直轄除染市町村:2018年8月末、市町村除染市町村:2018年6月末時点、両者混在市町村(南相馬市、川内村、田村市、川俣町):2018年8月末)及び輸送待機量(焼却前の可燃物を含む仮置場等で保管している量(国直轄除染:2018年8月末時点、市町村除染:2018年6月末時点)及び仮設焼却施設等で減容化し保管されている量(国直轄除染:2018年8月末時点、市町村除染:2018年6月末時点))の合計量。※10万㏃/kg超の廃棄物、その他現時点で定量的な推計が困難な帰還困難区域の除染等で発生した(発生することが見込まれる)除去土壌等は含まれていません。
第1回撮影時の様子写真ギャラリー
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環境省の二井さんとなすび
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三春PA内の専用駐車マス
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中間貯蔵施設への輸送車両