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パート10 第4回 「「福島、その先の環境へ。」対話フォーラムって?

第4回

「福島、その先の環境へ。」対話フォーラムって?」について なすびの解説

今回は、新潟県の朱鷺メッセで開催された「福島、その先の環境へ」対話フォーラムに参加致しました。福島県内の除染などで発生した除去土壌は、県外で最終処分する事が、法律で定められています。その量は、25mプールで約28,000杯分と膨大な量となっています。その量を出来る限り少なくするために、環境省では、除去土壌の再生利用などの取り組みが実施されていますが、全国的にあまり知られていないのが現状です。それを補うために、全国各地で対話フォーラムが開催されています。今回の対話フォーラムですが、ファシリテーターの方の進行で、会場から寄せられた様々な質問に対してパネリストの方々が回答していきました。

除去土壌が再生利用された場所の安全性については、追加被ばく線量が年間1ミリシーベルトを超えない事を目標に決めて再生利用されている事が説明されました。被ばくした場合の子孫への影響についての質問では、色んな調査で少なくとも人においては放射線の影響が遺伝する事は証明されていないとの事でした。

今後、どのように情報発信をしていくかについては、除去土壌の安全な利用について実証事業を進めて理解を得ていく事や、現地に来て見てもらう機会を増やす事が重要だとの回答がなされました。環境省の担当者の方は、今回のフォーラムでたくさんの意見や質問が出た事を活かして、まずは福島県の事を知っていただく、そして自分事として考えていただく取り組みを進めていきたいとの感想を仰っていました。

私自身としては、第一回の東京で開催された対話フォーラム以来での参加になりましたが、今回、除去土壌の再生利用や最終処分について、福島県外の方がどんな問題意識を持っておられるのかを、改めて知る事が出来ました。前向きな意見も聞かれたものの、まだまだ理解が進んでいるとはいえず、理解を深めていくために、こうした対話フォーラムや地道な情報発信が必要不可欠だと実感致しました。

第4回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」

ギモン

「福島、その先の環境へ。」対話フォーラムですが、これまでどこで、何回開催されてきていて、次回以降の開催予定がどうなっているのか、知りたいと思いました。

環境省

2021年5月から始まった対話フォーラムは、2023年3月の開催で8回目となります。第1、2回はオンラインでの開催。3回目から名古屋、福岡、広島、高松、新潟、仙台で開催しました。次回以降の開催については、参加者の皆さんからの御意見やアンケート結果等も踏まえて、検討してまいります。

詳細については、特設サイト「福島、その先の環境へ」で随時御案内しますので、ぜひ今後もご覧いただけますと幸いです。

よくわかりました。環境省さんありがとうございました!

第4回撮影時の様子写真ギャラリー

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