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パート10 第2回 「避難指示解除された特定復興再生拠点ってどうなってるの?(双葉町編)」
第2回
「避難指示解除された特定復興再生拠点ってどうなってるの?(双葉町編)」について なすびの解説
前回は、避難指示が解除された大熊町の特定復興再生拠点区域を訪れましたが、今回は、2022年8月30日に避難指示が解除になった双葉町内の特定復興再生拠点区域に足を運び、双葉町の役場近くにある初發神社の宮司、高倉洋尚さんにお話を伺いました。避難指示が解除された事については、希望を持ってスタートラインに立てる事を喜ばしく思っていると仰っていました。
高倉さんは、東日本大震災後、御神体と一緒に避難されていたとの事ですが、震災の影響で柱が傾いてしまった社殿の再建が、令和元年11月に竣工されて、完成後の令和2年11月に御神体を戻す、還御祭が執り行われたそうです。地元の有志や廃炉作業に携わる工事関係者の方々の志で社殿の再建が出来たとの事で、今後の抱負としては、地域が復興再生していく上で、定住人口が増えれば、お祭りなども出来るようになるので、かつてのように、お寺や神社が中心となって発達していくコミュニティを取り戻していきたいと仰っていました。高倉さんは、希望や期待だけではなく、当然のように様々な不安や懸念も口にされておられました。
まだまだ帰還される方が少ない現実を踏まえつつも、新たな住民の方が少しずつでも増えて、神社が地域住民の方々の心の拠り所となって、多くの方にお参りしてもらえるようになって欲しいとの思いをお話して下さいました。
今回のテーマがより分かる
参考資料・動画集
第2回収録を終えてなすびの「さらなるギモン」とその回答
今回、避難指示が解除された双葉町の特定復興再生拠点区域ですが、現状としては、どれくらいの住民の方が帰還されているのでしょうか?又、駅西側地区の災害公営住宅の戸数がどれくらいなのか、知りたいと思いました。
町では令和12年(2030年頃)に居住人口約2,000人を目指しています。8月30日に特定復興再生拠点区域の避難指示解除をして現在は約30人が町内に居住しています。(2022年10月17日時点)
駅西の復興公営住宅、再生賃貸住宅は、全体で86戸整備する予定です。現在25戸が完成し、18戸の入居が決まり10月1日から入居が始まっています。
第2回撮影時の様子写真ギャラリー
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再建された相馬妙見宮初發神社
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なすびと宮司の高倉さん
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双葉駅前の双葉町役場前でなすび