大自然の景観を生かしたアウトドア施設。バーベキュー施設、オートキャンプ場がある。夏には、毎年恒例の田村市都路グリーンパーク杯争奪ソフトボール大会、夜空の下で「竹灯」をともす都路を象徴する「灯まつり」などが行われている。
田村市都路町は、面積の約80%を森林が占め、農業と共に林業が生計を支える基盤として大きな役割を果たしてきた。コナラやクヌギなどシイタケ原木用の広葉樹を、計画的に植栽し全国に供給していたが、原発事故の影響を受けてその供給はストップしている。
福島県田村市都路町岩井沢字北向185-1
電話:0247-67-3002
田村市復興応援隊
小林 奈保子(こばやし なおこ)さん
私たち「田村市復興応援隊」が目指していることは、住民の帰還促進ではなく、住民の皆様に「田村は良いところだ。住んでいて幸せだ。」と思ってもらえることです。
このためには、都路町だけではなく田村市全体を盛り上げていくことが必要です。
田村市復興応援隊
田村市で全町避難を余儀なくされた都路町の復興支援を主に活動を展開。避難先からの帰還に係る支援として、座談会やサロンのお手伝いなどの「コミュニティの再生支援」や、地域住民の新たな取組みを支援する、「地域活性化支援」を主な活動としている。
都路事務所:福島県田村市都路町古道字新町46
船引事務所:福島県田村市船引町船引字源次郎120-3
電話:0247-61-5153
ふくしま中央森林組合
渡辺 和雄(わたなべ かずお)さん
林業の現場では、少しずつ木材の加工作業を再開してはいますが、まだ極々一部です。
都路町での広葉樹作業は、伐採、植栽、育生のサイクルを20年単位で行っています。何も手を付けなければこのサイクルが止まってしまい、シイタケ原木などの生産の道筋自体が将来にわたって断たれてしまい、素材生産の副産物である“おがくず”や樹皮なども堆肥として再利用されていたサイクルも途絶えてしまいます。この林業のサイクルが止まれば、農業、そして山と繋がっている海に続く漁業に至るまで、地域全体に影響を及ぼす問題につながります。このサイクルが止まってしまうと、再開することがとても難しいことを皆さんにも知っていただけたらと思います。
ふくしま中央森林組合
森林組合は、森林所有者が協力して林業の発展を目指すために組織されている協同組合のこと。田村市都路町を管轄域に含むふくしま中央森林組合では、里山を経済的に運用していくサイクルを取り戻すため広葉樹をバイオマス発電の燃料として検討。
福島県田村市都路町大字古道字戸田平112番1
電話:0247-75-2013