『なすびのギモン』も今年度で、パート10になり、十年目を迎えた事になります。この十年で、福島県内の復興状況も、復興が進んでいる事を実感出来ている面と、まだまだ課題が多い面と、両面が混在していて、番組の役割の変遷も感じております。
パート9では、中間貯蔵施設への見学会に同行させて頂いたり、飯舘村長泥地区での実証事業を見学した高校生達の取り組みを御紹介したりもしました。中間貯蔵施設や実証事業の事は、福島県内でも、理解や認知が進んでいるとは言えないと感じているので、しっかりと情報発信する事の重要性も認識致しました。
今年度になって、双葉郡内の帰還困難区域の中で、特定復興再生拠点区域として、住民の帰還が始まった場所がいくつかあります。私自身も9月に、葛尾村のもりもりランド・かつらおの再開イベントに参加しました。又、双葉町では、双葉駅前に新しい町役場が完成し、こちらも9月に双葉駅前で行われたイベントにお邪魔したりもして、様々な課題に直面しつつも、地域の復興に前向きに取り組む双葉郡内に足を運ぶ事で、多くの学びもありました。
今回のパート10でも、特定復興再生拠点区域での新しい動きに目を向ける事が出来たらと思っていますし、これからも、初心を忘れずに福島県民目線で、情報発信に努めて参ります。